GORLEMと清水建設が共同開発した新システムでCO2排出量算出が大幅時短へ

GORLEMと清水建設による革新的なCO2算出システム

株式会社ゴーレム（以下、ゴーレム）が清水建設と連携し、CO2排出量の算出を効率化するプラットフォーム「SHIMZ Carbon Assessment Tool」を開発しました。この取り組みにより、CO2排出量の算出時間をなんと4分の3も削減することに成功しました。これにより、不動産や建設業界における持続可能性の向上が期待されます。

背景

清水建設は、建設業界の巨頭として多岐にわたる事業を展開しており、環境への配慮も重要なテーマです。しかし、膨大な量の情報を適切に整理し、正確にCO2排出量を算出することが課題でした。そんな折、2022年にゴーレムの野村氏が清水建設と出会い、持続可能な開発のためのLCA（ライフサイクルアセスメント）に共感し、開発の道が開かれました。

導入効果

この新システムによって、建設過程での資材製造や工事に伴うCO2排出量を算出する作業が大幅に効率化されました。従来、人手による膨大な作業が必要でしたが、GORLEM CO2を使用することで、1ヶ月もかかっていた作業が1週間で完了しました。また、簡易な算出であれば、建築の専門知識を持たない事務員でも約30分で対応可能となり、大幅な時間短縮が実現しました。

さらに、精算見積データの処理能力も向上し、これまで以上に正確で緻密な排出量算出が行えるようになりました。これにより、事業の持続可能性が一層強化されると共に、業務の効率化が進展することが期待されています。