ゴールデンウィークのキャンピングカー旅行事情
今年のゴールデンウィーク(GW)は、家族連れのキャンピングカー旅行が特に注目を集めています。日本RV協会が行った調査によれば、約230人を対象としたこの調査では、同行者の約47.8%が「夫婦と小学生以下の子供を含む家族」と回答しました。この結果は、家族での旅行が非常に人気であることを物語っており、夫婦2人という回答の35.3%よりも大きな割合を示しています。
家族連れの旅行の傾向
さらに見てみると、中学生以上の子供を連れての家族旅行も11.9%の支持を得ており、これらを合わせると59.7%のおユーザーが家族を含めての旅を計画しています。これに対し、前回の調査では夫婦2人が41%を占めてトップでしたが、GWという短い休日を家族で過ごす方が多く、その傾向が今年は顕著に現れています。特に、一緒に休日を取れるGWと異なり、夏休みには親子間で休日の取得が異なることも影響していると考えられます。
人気の旅行先は関東
GWのキャンピングカー旅行の目的地としては、「関東」が28.8%とトップの支持を受けています。昨年の調査では「北海道」が46.7%の支持率でナンバーワンでしたが、今年は5位にランクインし、その人気がやや下がった形です。この要因も、夏休みを含めた調査と、GWに特化した調査の違いから来ていると思われます。
GWの短期間で訪れる目的地に関しては、近場が選ばれる傾向が強く、キャンピングカーユーザーが多く住む関東地域が再び注目されることになりました。2位には北信越、3位には東北と九州が同率で入っており、これらの地域の人気は安定していることが分かります。
旅行予算は低め
また、キャンピングカーユーザーの旅行予算は、比較的控えめな傾向にあります。GW期間中の旅行にかける予算として、「1万5千円〜2万円未満」と回答した人が27.4%で最も多く、次いで「2万円以上(15.7%)」と「5千円〜8千円未満(15.3%)」が続く結果です。これに対し、一般的な国内旅行の平均費用は3万5千100円とされており、キャンピングカー旅行はより経済的であることが伺えます。
その理由として、宿泊代がかからない点や、関東のような交通費を抑えられる目的地が選ばれやすいことが挙げられます。新しい旅行スタイルとして、キャンピングカー旅行が手軽かつ家族連れに愛され続ける理由はここにあります。
今年のGWには、家族との思い出を作りながら、自然と触れ合うキャンピングカー旅行を検討してみてはいかがでしょうか。
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