ECLARTとモッズ・ヘアが美容業界で提携、技術と人材の強化へ

ECLARTとモッズ・ヘア、業務提携を締結

株式会社ECLART（代表取締役社長・南裕大）と株式会社エム・エイチ・プリュス（モッズ・ヘア、代表取締役・鈴木浩喜）が最近、美容業界における包括的な業務提携契約を結びました。この提携は、両社の得意分野を活かした新たな取り組みを通じて、業界全体の競争力を向上させることを目的としています。

提携の背景と目的

ECLARTは2021年に設立された新興企業であり、「髪質改善」に特化した美容サロンを展開しています。埼玉県を拠点に、首都圏で32店舗を運営しており、独自のノウハウを活かして集客や採用の強化を進めてきました。一方、モッズ・ヘアは1968年にフランスで誕生し、日本では1978年から展開を開始したブランドで、アジア各国に広がる50店舗以上のネットワークを有しています。

両社とも集客や採用といった共通の課題に直面していますが、ECLARTは技術教育において課題を抱えています。そのため、業務提携を通じて互いの強みを融合し、革新的な美容スタイルを創出することを目指しています。

具体的な取り組み

提携による具体的な取り組みは以下の通りです。

1. 人材戦略の強化

美容業界において「人財」は非常に重要な資本です。ECLARTはモッズ・ヘアの教育プログラムをカスタマイズし、育成の効率を向上させることを目指します。特に、アシスタントやジュニアスタイリストの教育体制を整えることで、技術統一やメソッドの構築が進められるでしょう。

2. サービス品質の向上

顧客に満足してもらうためには、単に集客するだけでなく、本質的なサービス品質が求められます。そのため、モッズ・ヘアの技術力とECLARTの集客ノウハウを結びつけて、顧客体験の向上に注力します。良質なサービスを通じて顧客満足度を高め、長期的に訪れる顧客を増やすことが狙いです。

3. 新規事業の開発

両社の提携により開発される共同オリジナル商品の展開や、新しいマーケティング手法の模索が進められます。特に、モッズ・ヘアが蓄積してきたプライベートブランド商品の開発ノウハウ（シャンプー、トリートメントなど）とECLARTの「髪質改善」専門知識を結集させ、新たな収益機会を創出することを視野に入れています。