新発売のUVカットロングコート「エポカル」難病患者と共に開発

紫外線対策の新たな一手、エポカルのロングコート

埼玉県和光市に拠点を持つ株式会社ピーカブーが、難病である全身性エリテマトーデス（SLE）患者と共同開発した新しいUVカットロングコート「エポカル」を発表しました。この革新的なアイテムは、紫外線対策に特化し、日常生活をサポートすることを目的としています。

エポカルの背景と目的

24年前、EPOCHALブランドが誕生した当時、UVカットウェアはまだ普及していませんでした。しかし、今では多くの方がUV対策を必要としており、特に紫外線に対して敏感な方々への配慮が求められています。そんな中、応募者の一人であったSLEのスタッフが「自分が必要とするもの」を具体化するため、この商品の開発が始まりました。

技術とデザインの融合

エポカルの新しいロングコートは、酸化チタンを配合した特殊繊維を採用しており、わずか0.18mmという非常に薄い生地ながら、なんと97%のUVカット率を実現しています。この製品は、患者自身の体験から生まれたもので、着用時のストレスを最小限に抑えるための軽量設計が特徴です。

特徴的なデザイン

- 超軽量・極薄設計：着用時の不快感を軽減し、普段使いにも適しています。
- 大型フード：ファスナー式の大きなフードが襟に収納可能で、実用的なデザインです。これにより、帽子をかぶる感覚でのUV対策が可能です。
- ポケットデザイン：手の甲を覆える大きなポケットを2つ配置し、胸元にもデザインポケットを用意しました。
- ウエスト調整ベルト：太めのベルトが付属し、体形に合わせてフィット感を調整できます。

カラーは上品なシャンパンベージュのみで、サイズはM～Lが選べます。価格は33,000円（税込）で、限定販売となっています。

誰もが安心して使える製品を

「エポカル」は、赤ちゃんから大人まで幅広い世代に向けた紫外線対策商品も開発しており、特に光線過敏症や全身性エリテマトーデスを抱える方々にとって、有意義な製品となることを目指しています。日常生活、旅行、通勤などあらゆるシーンで利用でき、機能性層にファッション性を融合させています。

代表の思い

代表取締役の松成紀公子は、「紫外線と闘う人を応援したい」という強い気持ちを持っています。「難病と向き合うスタッフの切実な思いから生まれた製品。紫外線に敏感な方々たちの生活の質を向上させ、安心して外出できる選択肢を提供したい」と述べています。

当社では、他にも光線過敏症の方々に向けたUV防護服などの開発も行っており、今後もそのニーズに応えていく所存です。