パナソニックコネクトが2025年度グッドデザイン賞を3部門で受賞

パナソニックコネクトが2025年度グッドデザイン賞を受賞

2025年10月15日、パナソニックコネクト株式会社が「2025年度グッドデザイン賞」で決済端末、プロジェクター、ワイヤレスプレゼンテーションシステムの3つの製品が受賞したことを発表しました。特に、顧客体験を重視したデザインと持続可能性への配慮が高く評価されました。パナソニック全体では42件が選定される中、同社の受賞は注目を集めています。

受賞製品の詳細

1. 決済端末（JT-VS1S／JT-VM1S）

この決済端末は、多様な支払手段に対応し、設置自由な据え置き型とモバイル型の2タイプがあります。顧客に対して「おもてなし」を提供する設計が特徴で、店舗形態に柔軟に応じた使い方をサポート。大画面の5.5インチで統一されたUIデザインは、顧客と店員双方にとって快適な操作体験を実現します。

2. プロジェクター（PT-VMZ7ST／PT-VMZ6ST）

この短焦点型プロジェクターは、わずか約1.72メートルの距離で100型画面に投影可能です。デジタルミュージアムやゴルフシミュレーションなど、省スペースで大画面が求められる環境に最適です。また、筐体の56％に再生材が使用され、環境に配慮した設計がなされています。

3. ワイヤレスプレゼンテーションシステム（PressIT）

このシステムは、PCやスマートフォンの画面をワイヤレスで簡単に投影できる機器です。シンプルな構成で、送信機を端末に接続するだけで使用が可能となり、会議中の移動やケーブルの受け渡しなどの手間を省きます。

デザインへのこだわり

パナソニックコネクトは、今回の受賞が顧客中心のデザイン推進によるものであると強調しています。特にインクルーシブデザインを取り入れ、多様なユーザーの視点を反映することで、製品の使いやすさと魅力を向上させています。

また、製品ライフサイクル全体で環境に配慮し、サステナビリティを考慮した設計を実施。消費電力の削減や再生材の採用など、多岐にわたる取り組みが評価されています。