農機具王が北海道小樽に初上陸！地域密着型の農業支援が始まる

農機具王、北海道小樽店がオープン！

2025年8月1日、農機具の専門店『農機具王』が北海道小樽市に初めて店舗をオープンしました。新店舗では、同社の肥料事業「アグリスイッチ」も同時に開始され、機械と肥料の両面から地域農業を支援する新たなモデルが誕生します。

農業大国・北海道が直面する課題

北海道は日本の食料の生産地として先進的な地位を占めており、全国の約4分の1の耕地面積を持ち、農業産出額は2022年には約1兆2634億円と全国1位を記録しました。特に、牛乳や小麦、玉ねぎなどの生産では50%以上のシェアを誇っています。しかし、広大な耕地を持つ北海道では、農業関連の就業人口が着実に減少してきています。

例えば、北海道の農業就業者は2005年には約14万人いたものの、2020年には約8万人まで減少しました。この減少は、農業の高齢化とともに進行しており、65歳以上の農業従事者が過半数を占めるという危機的な状況です。

さらに、肥料や燃油などの資材費が高騰しており、生産現場では「コストを抑えながら、生産性を維持・向上させる手段」が強く求められています。

小樽出店の背景

北海道が日本最大の農業地帯であるにもかかわらず、「農機具王」はこれまで出店していませんでした。しかし、地域の生産者から「北海道に来てほしい」という要望の声が高まっていました。そのため、小樽店のオープンとともに、道央圏を中心に北海道全域の生産者をサポートする体制が整いました。

農機具王の支援内容

農機具王は、中古農機具の購入時に安心感を提供し、価格を抑えることによって経営の助けになります。また、特に新規就農者や中小規模生産者にとって、必要なタイミングで必要な機械を手の届く価格で手に入れることが経営安定のカギになります。

小樽店の設立により、北海道内の中古農機具流通の重要な拠点が生まれ、地域農業のコスト圧縮と効率化が図られます。