茶馬古道ろまん
2025-09-11 10:23:40

2025年秋に開催される雲南省の文化展「茶馬古道ろまん」の魅力を探る

雲南省の無形文化遺産に触れる展覧会



2025年の秋、東京都文京区の日中友好会館美術館では、茶馬古道をテーマにした特別展「茶馬古道ろまん ―― 中国雲南省無形文化遺産の世界」が開催されます。この展覧会は、中国雲南省文化和旅游庁との共催で、約150点の無形文化遺産を一堂に集め、その魅力を紹介するものです。

茶馬古道の歴史とその重要性



「南のシルクロード」とも称される茶馬古道は、1300年以上の歴史を有し、中国の四川省を起点として雲南、チベットを経由し、さらにはネパールやインド、ミャンマー、ベトナムへ延びる交易路です。この古い道は、標高2500mを超える険しい山岳地帯を行き交い、茶葉や馬、生活必需品を運ぶ重要な役割を果たしました。また、茶馬古道は様々な文化や宗教、芸術が交わる場所でもあり、この地域に独自の文化が根づく基盤となってきました。

展示の見どころ



本展では、雲南省の多様な少数民族が伝承してきた工芸技術や作品の数々が紹介されます。具体的には、白族の絞り染め、甲馬版画、鶴慶銀器、チベット族の木椀、琺瑯絵画、さらに烏銅走銀といった多彩な工芸品を通じて、その技術の高さや文化的な背景を味わえる機会となっています。

1. 歴史と文化に触れる



茶馬古道の壮大な物語に基づき、沿線に住む民族による暮らしや信仰、芸術を実感できます。現地の写真や映像、文書資料を通して、立体的な視点からその地の文化を探求できます。これにより、茶馬古道が今日も人々の心に宿している文化的ロマンを感じることができます。

2. 生きた無形文化遺産



本展では、各種の無形文化遺産が一堂に会し、それに基づく美と技の展示を行います。白族の絞り染めからチベット族の木椀まで、日常生活に根差した工芸品や美しい民族衣装を通じて、それぞれの文化の魅力を堪能できます。また、甲馬版画の制作体験が無料で参加できるなど、実際に手を動かして体験する機会も提供されています。

3. 多彩なイベント



会期中には、舞台公演やファッションショー、講演会、美術館と提携した食文化イベントなどが開催され、来場者は様々な体験を通して雲南の文化を深く理解できるよう工夫されています。伝統芸能と現代のアートを融合させたパフォーマンスから、雲南省の本格的な料理体験まで盛りだくさんのラインナップです。

開催概要



  • - 展覧会名: 2025年特別企画展 「茶馬古道ろまん ―― 中国雲南省無形文化遺産の世界」
  • - 会期: 2025年10月11日(土) ~ 11月30日(日)
[前期] 風花雪月に映える匠の技10月11日 ~ 11月3日
[後期] 祈りの地に宿る手しごと 11月5日 ~ 11月30日
  • - 会場: 日中友好会館美術館 (東京都文京区後楽1-5-3)
  • - 開館時間: 10:00 ~ 17:00(特定日には20:00まで開館)
  • - 入館料: 一般当日券1,000円(税込)
eチケット800円(税込)
中学生以下は無料

この展覧会では、茶馬古道を通じて織り成されてきた文化の歴史に触れ、豊かに息づく民族の芸術を体感することができます。あなたもぜひ、独自の文化を持つ雲南省の世界を体感してください。


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会社情報

会社名
公益財団法人日中友好会館
住所
東京都文京区後楽1-5-3
電話番号
03-3815-5085

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