東京工芸大学展
2021-02-22 16:41:54

東京工芸大学芸術学部卒業制作展2021が新型コロナ対策のもとで開催

東京工芸大学芸術学部卒業・大学院修了制作展2021



2021年の東京工芸大学芸術学部の卒業制作展が、東京都中野区の大学キャンパスにて開催されました。今年は新型コロナウイルス感染症の影響を受け、緊急事態宣言の発令を受けた1都3県において、参加者を招待制に制限し、徹底した感染防止対策を講じました。

展示には、同学部7つの学科と大学院芸術学研究科から、約600名の卒業生が制作した作品が並びました。会場には、1号館から3号館、さらに新たに竣工した6号館も使用され、コンテンポラリーな作品が展示されました。観覧者は、各作品を慎重に鑑賞しながら、アートに触れることができたのです。

特に注目すべきは、写真学科の石倉さんによる作品「ユダになった私」です。この作品は、現代社会における自己のアイデンティティを探求したもので、深いメッセージ性が感じられます。また、ゲーム学科の藍さんの「四季祭礼絵巻」は、四季をテーマにした独特のインタラクティブ体験を提供し、観客が参加する形式が話題を呼びました。さらに、マンガ学科の矢部さんによる「リルムと死執事」は、絵本のようなスタイルで物語が展開され、視覚的魅力が広がりました。

今年の卒業制作展は、これらの作品が一堂に会する貴重な機会となりまして、特に大学の関係者や将来進学を検討している学生にとって、大変有意義な場となりました。加えて、今年の卒制展を訪れられなかった方々にも作品を楽しんでもらえるよう、大学は展示の様子や注目作品を動画化し、公式ウェブサイトで配信する予定です。配信時期等は、準備が整い次第、公式サイトでお知らせいたします。

東京工芸大学芸術学部は、写真・映像・デザイン・インタラクティブメディア・アニメーション・ゲーム・マンガの7つの学科を持ち、メディア芸術を幅広く学ぶことができる環境を整えています。メディアアーティストとしての育成を目的にしており、その活動は、キャンパス全体に広がる作品発信の場としても機能しています。2014年から進められているキャンパスの全面リニューアルによって、2020年春には新しい6号館がオープンし、今後もより多彩なメディア芸術の発信が期待されます。

中野キャンパスで開催されたこの芸術学部の卒業制作展は、今年の重要な文化イベントの一つとなっており、参加者の熱意と作品の素晴らしさが印象的でした。今後もこうしたイベントが感染症対策をしながら行われることが、アート界の活性化につながることでしょう。

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学校法人東京工芸大学
住所
東京都中野区本町2丁目9−5
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