インフォアがAmazon Bedrockを採用し、生成AIソリューションを拡大
業界特化型クラウドソリューションを提供するインフォアが、顧客への価値提供を加速させるために、生成AIアプリの構築を支援するサービスとしてAmazon Bedrockを導入したと発表しました。この決定は、インフォアとAmazon Web Services(AWS)との長年にわたる関係を強化し、既存のソリューションをさらに進化させるものです。
インフォアの設計したInfor CloudSuiteに組み込まれることで、顧客は業界固有のユースケースを利用し、効率的に日常業務を遂行できるようになると期待されています。この新たなアプローチにより、Amazon Bedrockに存在する事前学習モデルが顧客の日々のタスク処理を迅速化し、さらなる業務効率化を実現します。
利用シーンに応じた生成AIの提供
最高技術責任者のソマ・ソマスンダラム氏は、「全ての顧客がAI技術にアクセスできる環境を整え、真の価値を提供することが私たちの使命です」とコメントしています。インフォアは、生成AIを単なるツールとして提供するのではなく、業界特有の専門性とAIの活用方法を広げることで、より価値あるソリューションを構築・提供することを目指しています。
これまでにも、インフォアはAugmented Intelligence Serviceを通じ、数多くの検知・予測AIソリューションを導入し、顧客の業務改善や収益向上を支援してきました。今後は、Amazon Bedrockを通じて生成される60以上の新しいユースケースにより、AIの導入がさらなる加速を見込みます。いくつかの具体例を挙げると、看護師のシフト管理を自動化することで、業務負担を軽減するソリューションや、eコマースサイト向けに自動的に商品の説明を生成する機能が登場する予定です。
航空宇宙や防衛などの産業にも対応し、プロジェクト管理をより簡単に行える仕組みが整えられる他、製造業関連では、業務プロセスにおける国際的なチームのコミュニケーションを円滑にする機能も実装される予定です。
AWSとの連携による革新
AWSのAI製品担当バイスプレジデントであるマット・ウッド氏は、インフォアとの長期的なパートナーシップの重要性を強調し、AIを用いた業務フローの効率化を通じて、企業がより安全で信頼性の高いアプリケーションを展開できるとしています。この連携による新しい価値創出は、さまざまな企業の生産性向上につながると期待されています。
インフォアは、AIの力を活用して新たな道を切り開く企業を歓迎し、顧客のビジネスの成長を支援する準備を整えています。詳細な情報や、今後のイベントについては、インフォアの公式ウェブサイトや開催されるInfor Velocity Summitにて確認できます。
インフォアとインフォアジャパン
インフォアは、業界に特化したビジネスクラウドソフトウェアのリーダーとして、顧客に合ったソリューションを提供し続けています。インフォアジャパンは、米国本社の日本法人として、さまざまなエンタープライズソリューションの提供・導入を行っています。詳しい情報は公式サイトをご覧ください。