阿部興業株式会社(ABE)は、東京都新宿区に本社を置く木製メーカーで、2023年に創業80周年を迎えました。この節目を祝うため行われた「創業80周年記念 感謝の集い」では、デザイン事務所nendoが手がけたドアシリーズ「8 doors / people +」が特別演出で披露されました。このドアが注目すべき点は、人間だけでなく、他の生物たちも利用できるようにコンセプトを設計されていることです。未来の住まいにおいて、共生をテーマにした新たな空間の提案がなされています。
演出はテクノロジーとアートを融合させたRhizomatiksによって行われ、ドアの動きは特殊な車輪により自在に調整され、映像や音と連動することで空間全体がダイナミックに変化しました。さらに、Rhizomatiksがこのために制作したオリジナル音楽も加わり、視覚と聴覚が融合した唯一無二の体験が生まれました。これにより、80周年にふさわしい壮大な演出が実現しました。
ドアシリーズ「8 doors / people +」は、単なる開閉機構にとどまらず、生活のあらゆる存在が利用できるようにという新たな試みです。これまでの価値観にとらわれず、共生・共存をテーマにしたデザインが意図されています。この視点から、今後の住環境を考える上で新たな可能性を広げることが期待されています。
演出の中心には、nendoがデザインしたドア二種と、LEDディスプレイを組み合わせた三面構成がありました。下部に設置された特殊な車輪が、Rhizomatiksのプログラム制御によってドアの動きを自在に操ります。その結果、空間が一体となり、波のように変化するダイナミックな表現が生み出されました。
阿部興業は1945年の創業以来、創造的木製メーカーとして様々な製品の企画開発を行ってきました。製作から納品、施工、メンテナンスまでワンストップで提供する姿勢を持ちながら、高品質かつ高機能な木製商品を届け続けています。そして今後も、木の持つ特徴を最大限に活かし、日本のみならず世界中に本物を届けることを目指しています。
社長の阿部清光さんは、80年に渡る歴史を振り返り、この節目の重要性を強調。阿部興業の製品が、これからも使われ続け、次世代へと受け継がれていくことに期待を寄せました。80周年を祝う特別な時間にふさわしい、未来を見据えた感動的な演出は、多くの参加者の心に深く刻まれたことでしょう。なお、演出の様子や詳細は、特設サイトやYouTubeで確認が可能です。