認知症支援に向けた新たな「wemo®バンドタイプアクセシブルモデル」の登場

認知症支援に新たに登場した「wemo®バンドタイプアクセシブルモデル」

株式会社コスモテックは、2025年3月7日に新しいウェアラブルメモ「wemo®バンドタイプアクセシブルモデル」の発売を予定しています。なお、予約受付は2025年2月25日から開始される予定です。この製品は、経済産業省が推進する「オレンジイノベーション・プロジェクト」の一環として、認知症の当事者やその介護者の声をもとに、特別に開発されたものです。特に軽度認知障害（MCI）や初期認知症、注意欠如・多動症（ADHD）の方を対象としています。

日本の高齢化が進む中、2040年までに認知症を抱える人数が約1,200万人に達するとの予測があり、当社では「忘れること」に対する不安を和らげ、安心した日常生活を送れる方法を探求してきました。そこで生まれたのが、「wemo®」というウェアラブルメモの活用です。

「wemo®バンドタイプアクセシブルモデル」は、認知症の当事者とその介護者が共同で開発に携わった記憶をサポートするツールです。この製品は、日常生活において自立的に行動できる環境を整える重要性を強調し、記憶のストレスを軽減することを目指しています。新たに導入されたデザインには、時間帯ごとに物事を整理できる罫線が採用され、お昼や夕方といった段階での予定確認が容易になっています。

また、やり忘れを防ぐためのチェックボックスも設けられ、使用者が「何をいつするのか」を明確に確認できる工夫が施されています。視認性を重視して作られたこのデザインは、使用者が余計な思考に悩むことなく、直感的に使用できるように配慮されています。ロゴも控えめな色合いでデザインされており、全体的にシンプルで見やすさが際立っています。

さらには、「使い方ガイド」が同梱され、初めてwemo®を利用される方でも迷わずに使用できるようサポートが用意されています。これはイラスト付きで使い方を説明しており、何度でも参照可能です。

「wemo®バンドタイプアクセシブルモデル」は、介護者と当事者のスケジュールや買い物リストを共有するツールとしても活用でき、実用的な側面も持っています。今後、さらに記憶を支えるための新たなソリューションの開発を続ける方針です。この製品は2025年3月7日に販売を開始され、全ての人がより良い生活を送れるための手助けを目指しています。