自動車整備業界の未来を切り開く新たな支援組織の発足
2023年7月21日、東京都内で「潜在整備士活用推進協議会」の発足式が行われました。この協議会は、株式会社D&Dホールディングス、株式会社バンクレンタカー、北海道三菱自動車販売株式会社のD&Dグループ3社が共同で設立したものです。自動車整備業界は、深刻な人材不足や生産性の向上といった課題を抱えており、業界全体で取り組む必要があります。この協議会のミッションは、整備士資格を持ちながらも現場で活躍していない潜在整備士に焦点を当て、彼らの活躍の場を創出することです。
潜在整備士とは何か?
潜在整備士とは、定年や育児、介護などさまざまな理由で整備現場で働けなくなっているが、自動車整備士の資格を持っている人々です。彼らに新たな働き方を提供し、その経験や技術を生かすことが、業界全体の成長につながると考えています。発足式では、行政や自動車整備関連団体、メディア、モビリティ関連企業などが集結し、様々な課題について意見交換が行われました。
発足式の重要な議題
特に、整備士の高齢化や新たな人材の採用が難しい現状を挙げ、業務の分業化や柔軟な勤務形態の導入が求められています。また、整備士が本来の業務に集中できる環境をつくるために、業務の効率化やデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進も不可欠な要素として位置づけられました。
2026年に向けた具体的な取り組み
協議会は、2026年に向けて以下のような取り組みを進める計画です:
1.
整備士実態調査 - 潜在整備士の人数や復帰意思を調査し、今後の施策に反映します。
2.
シルバー整備士の活用 - 定年後の整備士が再び活躍できる環境を整備し、技術の継承を図ります。
3.
情報発信 - 潜在整備士に関連する情報を広く発信し、啓発活動を通じて業界の持続可能性を追求します。
業界横断での取り組み
この協議会の設立は、単なる企業の枠を超えて、業界全体で問題解決に向けた連携を促進する重要な一歩です。発足式では、各企業の担当者が集まり、それぞれの知見を持ち寄る重要性が強調されました。参加した企業や団体は、連携して情報収集や制度の構築を進めていく方針です。
D&Dグループの理念
D&Dグループは、「ヒトと幸せをモビリティでつなぐ」を理念に掲げており、業界の持続可能な発展に大きく寄与することを目指しています。レンタカーの事業や自動車販売・整備を通じて、移動に関するサービスを提供し、地域社会との共生を志向しています。これらの取り組みは、業界全体の未来を見据えたものと言えるでしょう。
未来への展望
本協議会は、潜在整備士に新たな活躍の場を提供することで、自動車整備業界の人材問題を解決し、持続可能なモビリティインフラの構築につながることを目指しています。今後の活動に注目しながら、業界の進展を促進する支援を期待しています。