株式会社エム、革新の脳健康管理
東京都港区に本社を構える株式会社エムは、先日発表された週刊東洋経済の「すごいベンチャー100」2025年版に選ばれ、その独自技術「MVision health」が再び注目を浴びています。
脳の健康状態を数値化するMVision healthの魅力
同社が提供する「MVision health」は、MRI画像を用いて脳の健康状態を可視化する画期的なソフトウェアです。この技術により、脳の萎縮度や白質病変などの重要な健康指標が数値化され、個々の認知症リスクが明らかになります。これにより、認知症を「発病後に治す病気」から「発病前に予防する生活習慣病」として捉え直すことができ、医療機関でのリスク解析が素早く行えるようになります。
「MVision health」は、既に撮影されたMRI画像を活用するため、医療機関側の負担を軽減し、全国に300を超える脳ドック施設での導入が進んでいます。また、月間数千件の受診件数を記録するなど、多くの医療機関と受診者から高い評価を得ています。
すごいベンチャー100への選出について
「すごいベンチャー100」とは、毎年発表される特集で、社会を変えるポテンシャルを秘めた新興企業が紹介されます。この選出は、エムの独自技術や社会的意義が高く評価されたことを示しており、脳の健康を軸にしたウェルビーイングの向上に向けた取り組みが注目されています。
代表者の意気込み
代表取締役CEOの森進氏は、「脳の健康管理が今、社会を変える時代に突入しています。認知症を恐れるのではなく、自分の脳を知り、守り、育てる第一歩をMVisionが支えていきます」と語ります。このように、エムは脳のウェルビーイングを追求し、新しい予防医療のパラダイムを世界に広めることを目指しています。
次世代取り組み:MVision body
さらに、エムは脳だけでなく、体幹CTを用いて筋肉や脂肪の健康状態を解析する「MVision body」を2025年に上市する予定です。この技術により、筋肉や内臓脂肪、皮下脂肪を MRI画像から直接計測し、身体的フレイルを観察することが可能になります。超高齢化社会を迎える日本において、身体的フレイルの予防と改善も重要な課題であり、エムは脳と体の両面から健康を見守る次世代型健診を実現しようとしています。
まとめ
株式会社エムが進める「MVision health」は、脳の健康状態を可視化し、認知症リスクの予防に寄与する重要な技術です。今後も、同社のさらなる取り組みに期待が寄せられています。新たな医療の時代が到来する中、我々一人一人が自らの健康を見つめ直し、未来のための第一歩を踏み出す時が来ています。