イルミネーションの魅力を再発見!色温度とアンケート結果から見る印象とは
イルミネーションの魅力を再発見!
冬の夜を彩るイルミネーションは、ただの明かりではありません。その灯りには、感情や心理に訴えかける力があります。ナビットが実施した「イルミネーションに関するアンケート」からその魅力を紐解いていきます。
色温度の違いがもたらす印象
同じ白い光でも、色温度が異なると受ける印象に大きな違いが生まれます。約2700Kから3000Kの暖色系の光は、まるでろうそくや白熱電球のような柔らかさを持ち、街を包み込む安心感を与えます。このため、住宅街や商店街のイルミネーションは、温かみをもたらし、見る人に心地よいリラクゼーションを提供します。
一方、5000Kから6500Kの青白い光は透明感や幻想性を演出するため、大規模なイルミネーションや広い公園でのライトアップに最適です。寒色系の光は、非日常感を強め、冬の冷たい空気とも調和しやすくなります。イルミネーションが青い色合いを多用する理由は、光が遠くまで届く印象を与えるためでもあります。
このように色温度を組み合わせることで、空間にリズムを創出します。たとえば、入口は暖色、奥に行くほど寒色にすることで、移動するたびに異なる印象を楽しむことができます。この変化こそが、イルミネーションをただの明かり以上の体験に仕立てあげる要因です。
アンケート結果から見るイルミネーションの評価
ナビットでは全国の主婦を中心に1,000人を対象に「イルミネーション」に関するアンケートを実施しました。その結果、92.0%の回答者がイルミネーションに好感を寄せていることが分かりました。「好き」と答えた人は38.4%、さらに「どちらかと言えば好き」と答えた人が53.6%です。
見に行く人は意外と少ない
しかし、実際にイルミネーションを見に行く予定があると答えたのは18.8%に留まりました。街中で美しいイルミネーションが飾られている時期に、実際に出かける人は意外と少ない結果でした。
見る相手は家族が最多
イルミネーションを誰と見に行くかという質問では、最も多かったのは「家族」で319人、次に「配偶者」が170人、そして「友人」が142人という結果になりました。家族や親しい人と享受する温かさが、その魅力をさらに引き立てています。
情報源はテレビが主流
イルミネーションの情報源について尋ねたところ、一番多かったのは「テレビ」で、477人が回答。続いて「SNS」が252人、「web記事」が126人と、比較的従来のメディアが情報源になっていることが分かりました。
イルミネーションの思い出
多くの人が匿名のフリーコメントでイルミネーションにまつわる思い出を語ってくれました。「亡き母が好きで家族でよく見に行っていた」「友人と湘南の江ノ島イルミネーションを見に行き、大変よかった」など、愛着深いエピソードが多数寄せられました。しかし同時に、マナーに関する懸念や人混みへの不満も少なからず見受けられました。
イルミネーションと電力
華やかなイルミネーションは電力を大量に消費するイメージがありますが、実際にはLEDの普及により電力使用が劇的に減少しています。従来の白熱球に比べ、LEDは極めて少ない電力で同等の明るさを実現するため、省エネ性能に優れています。しかし、この省エネの副作用としてより大規模なデザインが可能になり、視覚的には電力を多く使っている印象を与えます。
イルミネーションは視覚的な楽しみだけでなく、技術の進歩によって環境に対する配慮も見せることができる芸術形式です。次回のイルミネーションを楽しむ際には、その光がどれほど工夫されているのか、電力消費とのバランスを考えつつ楽しんでみてはいかがでしょうか。
会社情報
- 会社名
-
株式会社ナビット
- 住所
- 東京都千代田区九段南1-5-5九段サウスサイドスクエア8階
- 電話番号
-
03-5215-5713