2025年大阪・関西万博で祝うUAEの日と多彩な文化プログラム

2025年大阪・関西万博における「UAEの日」

2025年の大阪・関西万博で、UAEの日が盛大に祝われました。このイベントは、アブダビ皇太子シェイク・ハーリド殿下をお迎えし、文化交流と国際協力の象徴的な瞬間となりました。公式式典では、UAEと日本両国の国歌が斉唱され、互いの未来に向けたスピーチが行われました。特に、皇太子殿下の出席は、万博が国際協力のプラットフォームであるというUAEの強いメッセージを伝えました。

式典前には、UAEを讃えるパレードが行われ、多くの来場者や文化的パフォーマーが参加しました。国旗を掲げた参加者たちが「シャインハット」に向かって行進する様子は、誇りと一体感に包まれた感動的なものでした。このパレードは、UAEと日本の深い結びつきを視覚的に表現しました。

文化プログラムの多様性

UAEの日のプログラムでは、伝統舞踊「アル・ラズファ」や文化交流を目的としたワークショップが展開されました。特に、香水づくりやタッリ（アラブの伝統的な装飾刺繍）を体験できるワークショップは、多くの来場者を引き寄せました。またUAEの暮らしと文化を紹介する短編映画の上映も行われ、観客の興味を引きました。

万博会場では、UAEパビリオンが特に多くの来場者を集めています。パビリオンは5つのテーマゾーンから成り、UAEの文化や技術を没入型で体験できる仕組みになっています。「国家のルーツ」「宇宙探検家たち」「医療・健康の貢献者たち」「サステナビリティの先駆者たち」というテーマは、UAEの多面的な魅力を伝えています。アブダビ皇太子殿下もパビリオンを訪れ、これらの展示に強い関心を寄せられました。

駐日UAE大使のメッセージ

式典では、駐日アラブ首長国連邦特命全権大使兼UAEパビリオンコミッショナー・ジェネラルのシハブ・アルファヒム閣下が発言。「大阪でのUAEの日は、我々にとって特別な誇りです。1970年の大阪万博での初参加から50年以上、我々はイノベーションと文化の分野で世界に貢献する存在です。今日の式典を通じて持続可能な未来の構築に向け、日本および国際社会との連携を改めて誓います」と力強いメッセージを伝えました。

UAEと日本の未来への繋がり

UAEの日は単なる祝典に留まらず、両国が築いてきた関係の深化を象徴します。1970年の初参加以降、UAEは国際的な博覧会において流動的なアイデンティティを築いてきました。再び日本の地に戻った今、UAEは歴史と未来を結びつけた新たなストーリーを語り始めています。万博の会期中、UAEパビリオンは「大地から天空へ（Earth to Ether）」をテーマに、訪れる人々に多彩な体験を提供し続けます。2025年10月13日まで、別の素晴らしい機会が待っていることでしょう。

文化、イノベーション、持続可能性をテーマに、UAEは未来の進展へとつながる道を歩んでいます。「UAEの日」イベントで感じた熱気や文化の豊かさは、まさに両国の未来を明るく照らすものとなるでしょう。是非、万博会場でその魅力を体感してください。