キャピタランド・インベストメントがシンガポールと東京でセルフストレージ拡大へ
キャピタランドのセルフストレージ戦略
キャピタランド・インベストメント(CLI)が運営するセルフストレージプラットフォーム「エクストラ・スペース・アジア(ESA)」は、シンガポールと東京において事業を大きく拡張します。2025年までに、シンガポールでは初となる注文開発型のフラッグシップ施設を開発し、東京では新たに3軒の施設を取得する計画です。
シンガポールのフラッグシップ施設
ESAは、シンガポールのカキブキッ・アベニュー5に約17,000平米の土地を取得し、ここに新たにセルフストレージ施設を建設します。この施設は、シンガポール建設庁による「Green Mark Super Low Energy Building」認証を取得する初のセルフストレージ施設となることが期待されています。このプロジェクトは、政府工業用地の売却案件として重要な意味を持ち、同地域におけるESAの資産はまたたく間に13件の高品質物件へと拡大し、総延床面積は約139,000平米に達する見込みです。
シンガポールの成長の背景
この新施設は、シンガポールの東部クラスターでの人口増加に伴い、利用者のニーズに応えることを目的としています。2030年以降の新都市開発に向けての戦略的拠点としても機能することでしょう。また、常温保管とワイン保管のオプションを備え、最新のIoT機能を利用した運用効率の向上や、セキュリティシステムも導入される予定です。
東京での進出
一方、東京でも新たに3軒のセルフストレージ施設を取得したことで、同社の日本国内における物件数は合計17件に増加しました。これにより東京23区内での存在感がさらに高まり、今後は特に人口密集地域での高品質な収納ソリューションの提供を目指します。日本市場においても、「収納ピットプラス」や「privatebox by Extra Space」といったブランド展開を通じて、更なる成長を狙います。
ESAの未来
CLIの東南アジア投資部門のCEOであるParticia Gohは、セルフストレージが同社の基金成長の中核的な戦略であることを強調しています。2022年にESAを取得して以降、投資額は約575億円に達し、ポートフォリオは急速に拡大しました。現在、アジア地域において高い稼働率を誇る事業者として確固たる位置にいます。
「将来の展望としては、2028年までにESAのポートフォリオを約2,300億円規模に拡大することを目指しています」と、マネージングディレクターのTim Alpeは述べます。また、アジア地域の人口増加やeコマースの発展が単位あたりのスペース制約を強める中で、セルフストレージの需要は今後も高まると予想されています。
環境への配慮
ESAは全物件でEDGE1認証を受けており、90%以上の物件がEDGEアドバンス認証も取得しています。この取り組みは、環境・社会・ガバナンス(ESG)に対する同社の強い姿勢を示すものです。2025年のGRESBリアルエステイト評価では、非上場セルフストレージ企業の中で世界第3位、アジア地域では首位を獲得しました。
結論
キャピタランドの大規模な投資と事業拡大の取り組みは、アジア地域におけるセルフストレージ市場の発展に直接寄与し、地域経済にも良い影響を与えるでしょう。今後もESAは、成長する市場での競争力を高め、持続可能な開発にも注力し続けます。
会社情報
- 会社名
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キャピタランド・ジャパン 株式会社
- 住所
- 東京都千代田区丸の内2-2-3丸の内仲通りビル6F
- 電話番号
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03-5219-3033