介護施設向けトレーニングモデル『マッスルスーツCARE』が山形県で始動
介護現場の負担を軽減し、高齢者の健康を促進する新たな取り組みが始まりました。東京理科大学から生まれたスタートアップ、株式会社CoreHealthが開発した介護施設向けトレーニングモデル「マッスルスーツCARE」が、山形県内の複数の介護施設で導入されます。これにより、介護職員の負担軽減と利用者の健康自立を目指します。
マッスルスーツCAREの概要
「マッスルスーツCARE」は、アシストスーツ「マッスルスーツ®」シリーズを活用した機能訓練モデルです。このスーツは、介護職員の身体的な負担を軽くするだけでなく、自立支援や姿勢改善にも貢献します。具体的には、装着することで姿勢改善やインナーマッスルの強化が期待できるのです。
山形県の医療法人社団 楽聖会が運営する介護事業所では、2025年11月より「マッスルスーツCARE」が正式に導入され、利用されることが決まっています。これにより、地域の高齢者に一層のサポートが可能となるでしょう。
アゼリーリハビリ倶楽部での先行導入
既に2022年から先行導入を行っている東京都の「アゼリーリハビリ倶楽部」では、実際に利用者からの高い評価を得ています。利用者の中には、「腰の悩みが軽減された」「姿勢が良くなった」といった具体的な感想を寄せる方も多く、効果を実感しているようです。
この施設では、マッスルスーツCAREを使った訓練により、リハビリ専門職が常に付き添う必要がないため、効率的な訓練ができています。この「1対多」での指導が可能な点も、介護業界における顔の見える支援を実現する上で大きなメリットになるのです。
マッスルスーツCAREの機能とトレーニング
「マッスルスーツCARE」には、主に2つのトレーニングモードがあります。ひとつは「アクティブモード」、もうひとつは「パッシブモード」です。
アクティブモード
アクティブモードでは、装着したスーツが空気圧を変化させ、姿勢改善の動作をサポートします。これにより、股関節や脊椎をストレッチしつつ、短時間で理想的な姿勢を保つことが可能です。
パッシブモード
一方、パッシブモードでは、一定の空気圧をかけて立ったり、スクワットを行うことができます。これにより、体が自然と直立しようとする力が働き、インナーマッスルを効率的に強化できます。利用者にとって、これが日常的な動作改善につながるのです。
介護現場での期待と今後の展開
「マッスルスーツCARE」の導入によって、介護現場の効率化が進むことが期待されています。また、アシストスーツの普及により、介護スタッフの負担軽減とともに、自立支援が行われることで、高齢者の生活の質も向上することでしょう。
これからもイノフィスとコアヘルスは、地域の介護施設と連携し、利用者が健康自立できるような製品・サービスの提供を続けていく予定です。介護とテクノロジーの融合によって、より良い介護環境の実現を目指していきます。