地域情報のメタバース
2022-06-30 20:20:01

メタバースで進化する地域情報発信:未来のまちづくりの可能性

メタバースで進化する地域情報発信の新たな可能性



最近、さまざまな分野でメタバースが注目を集めていますが、特に地域情報の発信においてもその利活用が進められていることをご存知でしょうか。株式会社MoTran(モートラン)は、メタバースを活用した新たな地域情報の発信手法を提示しています。これは単にデジタル空間での情報提供を超え、地域の魅力を体験する「空間」として構築されています。

次世代のまちづくりモデル



モートランが展開する新プロジェクトは、「スーパーシティ」と「スマートシティ」の概念を取り入れた展示会で発表されました。これらは次世代のモビリティサービスやICT(情報通信技術)を融合させ、より住みやすい街づくりに寄与するものです。この展示会では、来場者がVRヘッドセットを使用し、実際にメタバース空間を体験できる特設スポットが用意されました。

第一のスポットは、移住を考えるファミリー向けに設計されたもので、地域の情報を得るためのツアー体験が提供されます。駅前から中心部の街の様子や観光名所を約10分間で巡ることで、訪問者はその地域の魅力を直接感じながら情報を得ることができます。

第二のスポットは、海外にいる観光客向けに特化したもので、日本旅館の魅力を仮想空間で体験できる新感覚のプロモーションです。これにより、リモートでの日本文化の紹介が可能となり、観光復興の力強い一環となることが期待されています。

地域の多様なPR手法



現在、日本では観光情報や地域の産業に関する情報が多様な媒体で発信されています。パンフレットやWEBサイト、SNSなどを活用したPRは一般的ですが、メタバースを利用した情報発信はまだまだ限られています。これがモートランがメタバースプロジェクトを立ち上げる背景の一つです。

実際には、多くの日本人がメタバースの世界に触れたことがないため、これを利用するきっかけが不足していると考えられます。モートランは、地域の情報や文化を発信することを通じて、メタバースの世界に興味を持つ人々を増やし、地域活性化につなげていく狙いがあります。

メタバース化に向けたビジネス戦略



モートランは、地域貢献の一環として「全国メタバース化計画」を進めています。この計画には、地方自治体や観光業界の企業、地域の広告代理店と連携していくというビジョンが含まれています。メタバースを通じて地域の魅力を効果的に伝えることで、地域への関心と興味を喚起し、観光客の誘致を目指すのです。

また、今回の展示会でモートランが出展したブースの情報や、講演内容も注目されています。デジタルツイン技術を用いた仮想空間のシミュレーションや、メタバースの将来像について語られる講演では、今井 CEOと東京電機大学前田教授が中心となり話し合いが行われる予定です。

このように、モートランは地域情報のデジタル発信を進めることで、未来のまちづくりに貢献し、メタバースの活用を広めていく意欲を示しています。皆さんもこの新しい試みを体験し、未来の地域発信の形を考えてみてはいかがでしょうか。

会社情報

会社名
株式会社モートラン
住所
東京都足立区千住旭町38番1号 東京電機大学アネックス かけはし409号室
電話番号
03-5284-8171

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。