J-Quants Pro、新たなデータセットを追加
法人向けデータ配信サービス「J-Quants Pro」が、2023年7月22日より新たなデータの提供を開始しました。JPX総研は、日本の金融市場に関するデータを法人向けに効率的に配信することを目指しています。この度の更新では、特に注目すべきはコーポレートアクション情報データの追加です。
コーポレートアクション情報データについて
新たに提供されるコーポレートアクション情報データは、日本国内上場企業に関する重要な情報を一元的に集約しています。具体的には、株式分割や併合、配当金、商号変更といった多彩なコーポレートアクション情報を網羅しており、ユーザーはこれを活用して自社の投資戦略をより精緻化できます。また、過去10年以上にわたるヒストリカルデータも提供されるため、長期的な分析を行うことも可能になります。
このようにして、企業は自社の状態を把握し、将来的な決定に必要な情報を的確に収集することができます。過去のデータと未来の基準値段予測を組み合わせることで、より優れた経営判断が可能となるでしょう。
基準値段情報の追加
加えて、上場銘柄一覧に新たに基準値段情報が追加されました。このデータは、日々のヒストリカル情報と次営業日の基準値段を提供しています。これにより、過去の基準値段を使った分析が行えるだけでなく、翌営業日を見据えた取引戦略の策定も可能になります。企業は、今後の取引に備えて事前に基準値段を確認できるため、取引のリスクを軽減することが期待されます。
外部配信契約の開始
さらに、J-Quants Proでは外部配信用途での契約も開始されます。この機能により、情報配信ベンダーや取引参加者がJ-Quants Proのデータを他社に配信することが可能になります。これにより、より多くの企業がJ-Quants Proのデータを活用できる環境が整います。
データセットの概要と料金プラン
今回のデータの追加により、J-Quants Proは合計14のデータセットを提供しています。これらは月額のサブスクリプション形式で利用でき、ユーザーは自社のニーズに応じたデータを選択できます。各データセットの具体的な料金は、氏個別に照会することが可能です。
| データセット名 | データ期間 | 扱い料金(法人利用) |
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| 上場銘柄一覧データ | 2008年5月7日以降 | 5万円(単体) |
| 投資部門別情報データ | 2008年1月16日以降 | 2万円(単体) |
| 売買内訳データ | 2010年1月4日以降 | 25万円(単体) |
| コーポレートアクション情報データ | 2013年2月20日以降 | 30万円(単体) |
申し込みの流れ
J-Quants Proを利用するための申し込みは専用サイトから行えます。同サイトでは、各データセットの詳細及びサンプルデータの取得が可能です。特に法人向けサービスであるため、一般個人向けの情報は別のプラットフォームで提供されています。興味がある方は公式サイトを訪れてみてください。
詳しいデータ仕様はこちらをご覧ください。
会社のビジョン
株式会社JPX総研は、日本取引所グループの一部として設立され、市場機能の強化と効率化を目指しています。データとテクノロジーを駆使することで、ビジネスの多角化とサービスの向上を図り、顧客のニーズに応えるべく尽力しています。今後も、新たなデータサービスを展開していく予定です。
本件に関するお問い合わせは、JPX総研のフロンティア戦略部までお願い致します。