コーニットデジタル、新たな販売体制で日本市場を強化
コーニットデジタル社が日本市場において販売チャネルを強化することを発表しました。この施策により、同社の販売体制は長年にわたって同社製品を取り扱ってきた上野山機工株式会社とアルテック株式会社という二社体制へと移行します。上野山機工は西日本市場を中心に、アルテックは東日本市場を主に担当し、共に日本市場全体を網羅することを目指します。
ファッションビジネス・ソリューション・フェアへの出展
さらに、コーニットデジタル社は両社と共に、2024年1月22日から24日の間、東京ビッグサイトで開催されるファッションビジネス・ソリューション・フェアに出展します。このイベントでは、コーニットデジタルが開発した「NeoPigment™ソリューション」に関する技術セミナーが1月22日の午後4時30分から行われる予定です。このセミナーでは、環境に優しいプリンターソリューションとしての新しい形が提案されます。また、新型ロールツーロールプリンター「Kornit Allegro」でプリントした生地サンプルも展示される予定です。上野山機工はブース番号「FB-502」で、アルテックは「FB-702」で出展します。
日本市場への期待
コーニットデジタル社の日本市場担当セールスマネージャーである殿岡敬久氏は、上野山機工とアルテックが販売代理店となることで日本市場をより包括的にカバーできると自信を持って語っています。特に、近年ではEコマース事業者が増加し、オンラインでのTシャツやカスタムデザイン商品の販売が活発化しています。この背景により、日本はガーメントプリントにおいて非常に潜在的な市場であると考えています。
コーニットデジタル社は、顧客ニーズを正確に把握し、サービスの質向上や製品プロモーションを推進することで、日本市場におけるデジタルプリントビジネスの拡大に成功するとの展望を示しています。
技術革新によるリーダーシップ
同社は産業用ガーメントプリンターを10年前に市場に投入し、すでに100カ国以上で総計1000台以上の製品を販売するなど、その市場を牽引しています。コーニットデジタルが取り入れた独自技術により、Tシャツやポロシャツなどに直接顔料を印刷する際、従来の前処理工程をプリンター内で自動化し、短時間で高品質なプリンティングを実現しています。
環境への配慮
特に注目すべきは、同社が独自に開発した「NeoPigment™インク」です。このインクは、環境や健康に配慮した製品であり、従来の染料プリントと比較して色の再現性を大幅に向上させています。さらに、NeoPigment™ではあらゆる種類の生地に対して一種類のインクでプリントすることが可能で、これにより多種多様な生地に簡単に鮮やかなプリントができるようになります。
コーニットデジタル社のビジョン
コーニットデジタルは2003年に設立され、米国やアジア太平洋、ヨーロッパにオフィスを展開しています。全世界で顧客を持ち、デザイナーから製造業者に至るまで、全工程におけるプリントバリューチェーンのニーズに応えています。これからの日本市場におけるコーニットデジタル社の動向にも大いに注目が集まることでしょう。詳しい情報は、
コーニット社の公式サイトをご覧ください。