AlphaDriveがSynapse Internationalと提携し韓国市場へ進出！

AlphaDrive、韓国市場に進出へ

株式会社アルファドライブ（東京・千代田区）は、新たに韓国市場への本格的な進出を開始することを発表しました。韓国のCross-border Developing CompanyであるSynapse Internationalとの戦略的提携を結び、日本と韓国の国内イノベーションを相互に輸出・輸入するプロジェクトです。

プロジェクトの概要

初の取り組みとして、韓国のグリーンテック企業であるTaiga Global Inc.が開発した空間緑化ソリューションを日本市場に導入するための実証事業を2025年7月からスタートします。Taiga Globalは、CES Innovation Award 2024やiF Design Awardを受賞した実績があり、独自の遺伝子解析技術による「水・光・土なしで育つ苔」を活用した製品を展開しています。これにより長期間の維持コストを削減し、空間緑化を実現します。

アルファドライブのビジョン

アルファドライブは創業以来、200を超える大企業および24都道府県にわたる地域事業者やスタートアップと連携し、21,000を超えるイノベーションプロジェクトを推進してきました。国内市場が縮小する中で、国内のイノベーションを国際的な舞台で展開し、海外の先進技術との共創を通じて新たな価値を創出していくことを目指しています。

沖縄にある「nagonova」は、「令和7年度沖縄型スタートアップ拠点化推進事業」に採択されており、日本とアジアをつなぐハブの役割が期待されています。このような背景のもと、AlphaDriveはSynapse Internationalとの提携に至りました。

Synapse Internationalの役割

Synapse Internationalは、韓国済州島に本社を置くCross-border Developing Companyとして、ポストコロナ時代に再興が期待される企業です。日本企業と韓国の企業の架け橋となることを目指しており、AlphaDriveとの共同事業により互いの役割を補完して成功に導く計画です。

今後は、一つの「共同事業体」を立ち上げ、日本企業への市場調査や販売実証を実施する見込みです。また、韓国企業の日本市場への進出も支援していく考えです。

Taiga Globalの空間緑化技術

Taiga Globalは、京畿道に拠点を持つグリーンテック企業で、持続可能な空間ソリューションを提供しています。「Moss Air」という製品で、都市環境の癒しや空気浄化を実現しており、アメリカのCES 2024でInnovation Awardを受賞しています。今年からはB2B展開を本格化し、さらに多くの日本の都市でそのソリューションを提供していく予定です。

今後の展望

AlphaDriveとSynapse Internationalは、第一弾のプロジェクトを皮切りに、さらなる「韓国から日本」プロジェクトを展開していく方針です。スタートアップ企業の日本市場への進出を加速させるためのサポートも行っていきます。日本展開に興味のある企業は、ぜひ両社に連絡を取ることをおすすめします。これを足がかりに着実にアジア圏全体への事業開発を目指していきます。

メッセージ

今後、両社の協力によって日韓のイノベーション分野がさらに発展することが期待されます。Synapse InternationalのMinchan Lee社長は、両国のスタートアップがグローバルな市場で新たな価値を創出できるよう支援することが使命であると述べています。また、Taiga GlobalのWonseok Lee社長も、今回のプロジェクトを通じて持続可能なソリューションの広がりを期待しています。日本市場での成功を収め、さらなる挑戦に向けて共同で取り組むことが今後の課題です。