「みんな元気になるトイレ」世界へ！助けあいジャパンの災害支援活動が加速

助けあいジャパン：災害支援の新たな潮流を創出

2011年の東日本大震災を機に設立された一般社団法人助けあいジャパンは、官民連携による災害支援を目的とした民間プロジェクトです。共同代表の石川淳哉氏と佐藤尚之氏は、この震災を教訓に、災害死・災害関連死ゼロを目指し、独自の支援活動に取り組んでいます。

助けあいジャパンの活動の中心となっているのは、二つのネットワークです。一つ目は、災害派遣トイレネットワーク「みんな元気になるトイレ」です。このネットワークは、被災地へ迅速にトイレトレーラーを派遣することで、被災者の衛生状態の確保と心のケアに貢献しています。二つ目は、災害派遣情報人材ネットワーク「WAA ReSCue」です。このネットワークは、災害発生時に必要な情報を迅速に収集・共有することで、効果的な支援活動を実現するための情報支援を担っています。

世界へ広がる「みんな元気になるトイレ」

「みんな元気になるトイレ」は、その革新的な取り組みが評価され、2024年7月よりNHK WORLDで世界に向けて発信されることになりました。世界各国で災害発生時におけるトイレ不足は深刻な課題であり、このネットワークの取り組みは、世界中の被災者を支援する新たなモデルとして注目を集めています。

さらなる発展に向けた支援

助けあいジャパンの活動は、多くの人々の共感を呼び、様々な企業や団体からの支援を得ています。サニーヘルス株式会社は、車両事前購入費のサポートなど、資金面で力強い支援を行っています。ピースウィンズジャパン、ピースボート災害支援センター、福祉防災コミュニティ協会など、災害支援の現場で実績を持つ団体との連携も強化しています。