アジア最大級のWell-being祭典「WE AT CHALLENGE 2025」開催
2025年11月27日、一般社団法人「WE AT」は、アジア最大級のWell-being祭典を目指すピッチコンテスト「WE AT CHALLENGE 2025」を東京で開催しました。このイベントは、昨年に引き続き、ウェルビーイング産業のさらなる発展を目的とし、多様なアイデアを持つスタートアップや研究者、学生たちが集結しました。
多様な背景を持つ600件の応募から厳選されたファイナリスト
今年のピッチコンテストには、日本を含む32カ国から約600件もの応募が寄せられました。最終選考を経て16のファイナリストが選ばれ、各自のアイデアをプレゼンテーションしました。発表内容は、グローバルな社会課題の解決に向けたビジョンや具体的なプロジェクトが語られ、会場は熱気に包まれました。
優勝者には「WE AT BEST AWARD」授与
イベントのハイライトは、優れたアイデアを持つファイナリストに贈られる「WE AT BEST AWARD」の授賞式です。この賞は、参加者の中で特に際立ったプロジェクトに対して贈られ、各トラックの優勝者が称えられました。審査員には各分野の第一人者が揃い、その審査過程は厳選かつ多様な視点からの評価が行われました。
優勝者は以下の通りです:
- - Track1:Planetary Well-being
ライノフラックス株式会社の代表取締役CEO 間澤敦氏
バイオマス資源を活用し、クリーンエネルギーを提供するプロジェクト。
- - Track2:Human Well-being
株式会社YStoryの代表取締役Janet Yu氏
AIを利用し、2400万人の更年期女性に個別のメディカルケアを提供する取り組み。
- - Track3:Social Well-being
株式会社Dots の外村璃絵氏
アフリカ農村のデジタル化を目指す分散型デジタルハブの提供。
- - Challenge Track:Creativity Well-being
BHQ株式会社の岡本摩耶氏
「Kawaii」をテーマに、職場環境を改善する取り組み。
特別賞も充実
この他にも、特別賞として「WE AT Selected Student Entrepreneur」「WE AT Selected Intrapreneur」などが設定され、多彩な企画が表彰されました。特に学生部門では、翻訳をテーマにしたプロジェクトや、水質汚染の検出を目指す研究が評価されました。
賞を通じた連携の強化
各トラックの優勝者や受賞者たちは、「WE AT CHALLENGERS」と呼ばれ、それぞれが社会課題解決やウェルビーイングの実現に向けて挑む仲間としてエコシステム全体からの支援を受けることになります。審査員たちからは、今後の支援や連携の可能性について多くの意見が出され、地域社会への影響の波及が期待されるコメントが相次ぎました。
次回の開催に向けて
「WE AT CHALLENGE 2025」は、今後もアジアにおけるウェルビーイングの推進に寄与することが期待されており、より多くの企業、研究者、学生が参加することが見込まれています。この取り組みは、未来の社会をより良いものにするための重要な一歩と言えるでしょう。今後の展開に目が離せません。