ASUS、ROGシリーズ初のホワイトモデルビデオカードを発表

ASUSがROGシリーズの新製品を発表

ASUS JAPAN株式会社は、ゲーミングブランドRepublic Of Gamers（ROG）から革新的なデザインを持つホワイトモデルのビデオカード2機種を発表しました。2025年6月27日から販売が開始されるこの製品は、NVIDIA® GeForce RTX™ 5090と5080を搭載しています。新しいデザインが追加され、特にゲームやコンテンツ制作に取り組むユーザーにとっては注目のアイテムです。

新製品のハイライト

これらのビデオカードは、特に「クアッドファンフォース」と呼ばれる4ファンデザインに注目が集まっています。この新技術により、最大20％のエアプレッシャーが向上し、GPU温度の管理がより効果的になります。これにより、冷却性能が向上し、高負荷がかかる状況でも安定した動作が可能になるでしょう。

また、ASUS独自の「MaxContactデザイン」と「ヴェイパーチャンバー」技術も特徴的です。MaxContactでは、GPUヒートスプレッダの表面積を5%増やすことで熱効率が向上。ヴェイパーチャンバーでは、熱を効率的に吸収して性能を最大限に引き出します。これにより、従来のグラフィックスカードと比べて10%以上の熱性能向上が実現されています。

重負荷の際でも最適なパフォーマンスが保たれるように、特別設計された「フェーズチェンジGPUサーマルパッド」も装備されています。このサーマルパッドは、GPUとサーマルモジュールの間の隙間を効果的に埋め、最適な熱伝導を可能にします。

電力供給のアップグレード

ROGの新ビデオカードは、強力なMOSFETも備えており、標準設計よりも35%以上の余裕を提供します。これにより、オーバークロックの性能向上が期待でき、ゲーミング体験が強化されるでしょう。

新モデル「ROG-ASTRAL-RTX5090-O32G-WHITE」と「ROG-ASTRAL-RTX5080-O16G-WHITE」について、それぞれのスペックを見てみましょう。

ROG-ASTRAL-RTX5090-O32G-WHITE

- グラフィックスエンジン: NVIDIA® GeForce RTX™ 5090 (CUDA: 21760)
- エンジンクロック: OCモード - 2610 MHz / デフォルト - 2580 MHz
- ビデオメモリ: 32 GB GDDR7 (28 Gbps, 512 bit)
- 映像出力: 2 x HDMI 2.1b / 3 x DisplayPort 2.1b
- 推奨電源: 1000 W

このモデルは優れた性能と共に、デザイン面でもホワイトカラーが洗練されています。特に、フル4画面出力に対応し、最大解像度7680 x 4320をサポートする点も魅力です。

ROG-ASTRAL-RTX5080-O16G-WHITE

- グラフィックスエンジン: NVIDIA® GeForce RTX™ 5080 (CUDA: 10752)
- エンジンクロック: OCモード - 2790 MHz / デフォルト - 2760 MHz
- ビデオメモリ: 16 GB GDDR7 (30 Gbps, 256 bit)
- 映像出力: 2 x HDMI 2.1b / 3 x DisplayPort 2.1b
- 推奨電源: 850 W

こちらはROGの中でも手頃なスペックながら、依然としてパフォーマンスを重視した設計がなされています。どちらのモデルも、クールでモダンなデザインを持ちつつ、強力なゲーミング体験を提供します。

ROGの理念

Republic Of Gamers（ROG）は、ゲーマーのために特化した製品開発を行うため、「人を中心に据えた製品開発」という理念を掲げています。ROGはこの理念を基に、技術革新を追求し続けており、ゲーマーが求める最先端のソリューションを提供し続けています。詳細については公式サイト（ROG公式サイト）をご覧ください。

ASUSは、世界中で革新的なテクノロジーを提供し、ユーザーの生活を豊かにすることを目指しています。新たなROGシリーズのビデオカードは、その一環として期待されています。