製造業DX支援の試み
2026-04-09 11:00:58

静岡銀行と匠技研工業が共に進める製造業DX支援の新たな試み

静岡銀行と匠技研工業が共に進める製造業DX支援の新たな試み



静岡銀行(静岡県静岡市)と匠技研工業(東京都文京区)は、地域の製造業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援するために連携しました。この取り組みの核心は、製造業の現場にある豊富なノウハウをデジタル化し、経営の判断を高度化させることにあります。具体的には、AIを活用して見積もりや図面管理のプロセスを効率化し、持続的な成長へと導いていくことを目指しています。

協業の背景



静岡県は全国でも有数の「ものづくり県」として知られ、その製造品出荷額は全国2位を誇るなど、製造業にとって非常に重要な地域です。しかし、原材料価格やエネルギーコストの高騰、人手不足、さらには技術の承継といった経営環境の変化は、地域の製造業にとって大きな課題となっています。2026年から改正される中小受託取引適正化法により、透明性のある適正価格での取引が求められる中、データに基づいた原価算出の重要性も増しています。

こうした事業環境の背景の中で、静岡銀行は持つ地域企業との強固なネットワークを活かし、メーカーOB人材を含む「産業変革支援プロジェクトチーム」を結成しました。一方、匠技研工業は製造業向けのDXソリューションを提供する企業として、地域企業の抱える課題解決に貢献することを目指しています。この協業は、双方の強みを活かすことで、より効果的な支援を実現することが期待されています。

協業のきっかけ



この取り組みは、匠技研工業が静岡県で行われたスタートアップと地域企業のマッチングイベント「TECH BEAT Shizuoka」への出展をきっかけに誕生しました。静岡県には製造業が多く立地しているため、見積もりや図面管理に関するニーズが高まり、改正された適正化法に則った支援が求められている状況でした。

目指す価値提供



この協業を通じて、静岡銀行のお取引先企業、特に見積もりや図面管理に関する問題を抱える企業に、匠技研工業によるDX支援を提供します。熟練者に依存していた業務プロセスを解析し、それらのノウハウをデジタル資産として整備することで、経営判断の基盤を確立します。また、技術や業務ノウハウの継承を円滑に進めるため、重要業務プロセスの標準化とデジタル化を支援します。

具体的な施策



福井県田方郡の有限会社石橋製作所は、匠技研工業の支援を受けて業務の改善に取り組んでいます。代表者の知見を基にした見積もりプロセスを標準化し、透明性の高い価格提示が可能になりました。このように、業務プロセスを可視化・標準化することで、より効率的に業務を進めることができるようになります。

今後の展望



今後、匠技研工業と静岡銀行は協業による知見と支援プロセスを蓄積し、地域の製造業の競争力を高めることを目指します。地域企業に寄り添ったDX支援モデルを構築し、静岡県のものづくりを支えるデジタル変革を進めていく所存です。経営の上流から現場に至るまでが一体となり、地域経済の発展に大きく寄与することが期待されます。

まとめ



製造業は地域経済の根幹を支える重要な分野です。匠技研工業と静岡銀行の連携は、地域企業の持続的な成長を実現するための重要な試みであり、今後の展開に注目が集まります。両者の強みを活かした協業を通じて、製造業の未来をより明るいものへと導いていくことを期待しています。


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会社情報

会社名
匠技研工業株式会社
住所
東京都文京区本郷三丁目43番16号コア本郷8階A室
電話番号
070-4295-5360

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