静岡県が推進する人権週間プロモーションの魅力と行事の詳細

静岡県は、12月4日からの「人権週間」に合わせて、様々な啓発イベントを実施します。この取り組みは、人権についての認識を高めることを目的とし、地域の住民に広く参加を呼び掛けています。特に注目すべきは、12月4日（火）の朝7時30分から8時30分までJR静岡駅北口地下イベント広場で行われる啓発イベントです。このイベントでは、オリジナルクリアファイルが1,000枚配布される予定です。

今年は、世界人権宣言70周年を記念して、昨年度から引き続き「気づいてほしいんだな、人権のこと。」というテーマが掲げられています。このテーマのもと、静岡県出身の漫画家、しりあがり寿氏が描く「人権仙人」が登場。そのユニークなキャラクターは、人権問題への注意喚起を行い、親しみやすい形でメッセージを伝えます。また、仙人の新たなパートナー「人権犬」も登場し、特設サイトやポスター、CMなどで人権に関する情報を広めていきます。

特設サイト（http://www.jinken-shizuoka.jp/）では、静岡県出身のパラサイクリング選手、野口佳子さんのインタビュー動画も公開される予定です。彼女の経験を通じて、自分と他者の人権を尊重することの重要性が強調されます。この特設サイトは11月27日から更新される予定で、過去のコンテンツとも合わせてご覧いただけます。

また、この人権週間に合わせて啓発広報計画も策定されています。静岡県内の民放テレビ局（SBS、SDT）では、15秒のスポットCMが25回放送され、ラジオ局（SBS、K-mix）では20秒のスポットCMが20回放送される予定です。これに加えて、県内の学校や駅、店舗などに3,000枚のポスターが掲出される他、SNS（Facebook、Instagram）でもWeb広告が展開されることになっています。

さらに、啓発イベントとしては、以下の講演会が予定されています。
1. 12月4日(火): プラサヴェルデ（沼津市）にて、老いについての講演が行われます。社会人落語家の生島清身氏と成年後見サポートの海田新也氏が登壇します。
2. 12月12日(水): 袋井市月見の里学遊館にて、高齢者の人権について考える講演会が開催され、講師には日本福祉大学の渡辺哲雄氏が招かれます。
3. 12月19日(水): 島田市民総合施設プラザおおるりでのふじのくに人権フェスティバルが行われ、旅作家の石田ゆうすけ氏が講演します。

これらのイベントを通じて、静岡県の人権に対する意識を高め、多様性を尊重する社会の実現に向けた取り組みが進められています。人権に関する知識を深め、自身の意識を改革するためにも、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。