Numberホールディングス設立の背景とビジョン
2024年6月、合同会社Number(ナンバー)が設立されました。この会社は、「人が本当にやりたい仕事に向き合える社会」を実現することを目的としています。代表の畠山祥氏は、これまで複数の企業経営に従事してきた経歴を持ち、その経験をもとに新たな挑戦を始めました。
まず、畠山氏は経営の複雑さを軽減し、バックオフィス業務や事業オペレーションの自動化を進めていく決意を固めています。
自動化の新しいかたち
「AIやロボットが人の仕事を代替する時代はすでに始まっています」と畠山氏は語ります。これからの時代に求められるのは、“人間にしかできないこと”に重きを置く働き方です。数多くの情報に囲まれた現代では、自分の気持ちを見失うこともありますが、Numberはその状況を打破するための武器を持っています。それが自動化です。
人間らしさを取り戻す自動化
「効率を追求するための自動化ではなく、“人間らしさを取り戻す”ための自動化を」との思いから、Numberはテクノロジーを駆使し、社員やパートナーが「やらねばならない仕事」ではなく「本当にやりたい仕事」に集中できる環境を築いていきます。これは、一見シンプルな考え方ですが、実際に実践することは容易ではありません。
働くことの本質を再定義
畠山氏は、働くことの本質についても言及します。「やりたいことを素直にやる──それだけのことなのに、多くの人がうまくできていません」。自分自身の楽しさや、社会にとって意味のあることに焦点を当てることで、少しずつでも社会を良くしていきたいと強く希望しています。これがNumberのチームが大切にしている価値観です。
畠山祥の経歴
このようなビジョンを実現する畠山祥氏は、早稲田大学を卒業後、JAXAで大学院生として宇宙版GoogleMapの開発や地球を隕石から防衛する研究に従事しています。大学時代からテクノロジー企業での起業経験もあり、代表的な事業には、動画編集を自動化するAIソフトウェア「Ready」を手がけたレイワセダ株式会社や、動物向けリラックス音楽を提供することを目的としたOne by One Musicがあります。
さらに、地域文化を海外に発信するNPO法人ToYAMAも設立し、富山県の伝統工芸や文化を次の世代に継承する活動も行っています。
数々の受賞歴
これらの実績により、畠山氏はグッドデザイン賞New Hope AwardやCES2024への採択、Techbiz Pitch Battle最優秀賞など、数多くの受賞歴を持ち、さらに進化を続けています。
最後に
Numberホールディングスの設立は、私たちの働き方を根本から変える可能性を秘めています。畠山氏が目指す「人が本当にやりたいことに向き合える社会」が、どのように実現されていくのか、今後の展開が非常に楽しみです。興味のある方は、公式ウェブサイトを訪れてさらに情報を得てみてください。
公式HP