安来市の月山富田城に音声ガイド機能が登場！歴史を身近に感じる新しい観光体験

安来市の月山富田城に音声ガイド機能が登場！

島根県安来市は、地域の歴史と文化を未来に伝えるため、音声を活用したデジタルガイドアプリ「shouTpuT」を展開しています。このアプリは「100年後に声で今を届ける」というビジョンのもと、地域の無形資産を次世代へと残すための取り組みです。

歴史的名城・月山富田城に新たな観光体験を提供

この度、安来市観光協会と連携し、月山富田城に音声ガイドが設置されることが決定しました。2025年3月1日から販売開始されるこのデジタルコンテンツは、多くの観光客に新しい観光体験を提供することを目指しています。

月山富田城は戦国時代に尼子氏の本拠地として知られ、その堅固な防御から「難攻不落の城」としての評判を築いてきました。現在、年間約2万人の観光客が訪れる人気のスポットですが、最近ではボランティアガイドの高齢化や、一人旅の傾向に伴い、観光客に応じたサービスを提供することが難しくなっています。さらに、文化財である月山富田城に案内看板を設置することが難しく、観光客らに満足してもらえる情報提供の方法が求められていました。

shouTpuTとの連携で実現した音声ガイド

この課題を解決すべく、安来市観光協会と、同じく島根県出身のshouTpuT創業者との縁をきっかけに、両者が連携。半年間の準備を経て、音声ガイドのプロジェクトが実現しました。

音声ガイドの収録は、安来市歴史資料館の館長・平原金造さんが担当。城を訪れた際の息を切らしながら語る臨場感溢れる解説が、そのまま音声に反映されています。このリアルな雰囲気こそが、本コンテンツの魅力のひとつです。

学べる魅力的な内容

本コンテンツを通じて、月山富田城が戦国時代にどのように活用されていたのか、また当時の戦争の様子や地域の背景について深く学ぶことができます。単なる歴史の説明以外にも、長年にわたり城を見守ってきた語り手の想いが込められています。書籍やインターネットの情報では知り得ないガイドの経験に基づいた知識やエピソードが満載です。