隈研吾デザインのプラズマクラスターで空気清浄機の新時代が始まる

シャープは、建築家・隈研吾氏のデザイン監修により、本物の木材を使用した新しいプラズマクラスター空気清浄機＜FU-90KK＞を発表しました。この製品は、上質な空間に自然に溶け込むようなデザインが特徴で、見た目にも美しいだけでなく、機能面でも高性能を誇っています。

この空気清浄機は、一般家庭や公共の場、宿泊施設、オフィスなど、さまざまな環境での使用を念頭に置いていますが、特に木材といった自然素材を活かした上質空間に調和するように設計されています。具体的には、日本の伝統的な意匠である「簾虫籠（すむしこ）」や「障子」をヒントに、細かい木の縦格子模様が施されています。このデザインにより、空気清浄機はまるで家具のように上品で、どんなインテリアにも調和します。

製品の外装は、木工職人によって丁寧に作られたオークの無垢材が使われており、それぞれの表情が異なります。また、使用していくうちに木の表面が時間と共に深みを増すことで、利用した人が愛着を持ち続けられるような工夫がされています。シャープは、家具のように親しみを持って使える家電製品を提案する意義を強調しています。

特に注目すべきは、この空気清浄機が抱える機能面です。プラズマクラスター技術とHEPAフィルターを搭載しており、強力な風量で空気清浄が行えます。これにより、一般的な空気清浄機としての性能も十分に備えています。

建築家の隈研吾氏はこの製品について、プラズマクラスターイオンのテクノロジーが自然界の原理に近いと感じていると述べており、機械的な印象が消え去ったことに驚きを示しました。和の空間に限らず、あらゆる空間を引き立てる存在となることを期待しているようです。また、木の素材がもたらす癒しの効果にも言及し、より一層空気清浄機が身近な存在になってほしいと願っています。

今回のプラズマクラスター＜FU-90KK＞は、ただ機能的なだけではなく、美しいデザインで空間に華を添える製品として、多くの期待が寄せられています。空気清浄機が家電という枠を超え、インテリアの一部になる新たな時代の幕開けと言えるかもしれません。