東洋インキが新たに開発したグラビアインキ
東洋インキ株式会社が、エタノール消毒液に高い耐性を持つ表刷り用グラビアインキ「レアル® NEX BO S3シリーズ」をリリースしました。新型コロナウイルスの影響で衛生意識が高まり、一般家庭でも消毒液の使用が広がっています。これに伴い、食品業界においても包装材の安全性がさらに重要視されています。
エタノール消毒液と包装材の課題
エタノールは、主に業務用の食品製造ラインや飲食店で使用されてきました。しかし、最近では家庭でもその使用が一般化し、特に菓子やパンなどの包装においては、手に触れる部分に印刷されたインキの安全性が問われています。従来の包装材では、消毒液を含むエタノールでインキが溶解し、手やテーブルクロスに付着する事例が報告されています。これにより、消費者の衛生面への不安が広がっているのです。
新しいグラビアインキの特長
「レアル® NEX BO S3シリーズ」は、東洋インキグループが長年の研究開発を基に、エタノール耐性を大幅に向上させた新しいグラビアインキです。この製品は、独自の樹脂設計技術を駆使し、強固な塗膜を形成。消毒液使用時のインキの剥がれを最小限に抑え、安心して使用できる包装材料を提供します。これにより、消費者は包装を触った際の不安を軽減できるでしょう。
また、この新インキは従来品と同等以上の性能を保持しながら、バイオマス原材料を10%以上使用することで、環境にも配慮されています。これは、持続可能な社会の実現に向けた重要なステップです。特に、一般社団法人日本有機資源協会からバイオマスマークの認定を受けていることも、この製品の価値を高めています。
環境への配慮と未来
東洋インキは、消費者の生活をより豊かにすることを目指し、革新的な製品を提供しています。新型コロナウイルスの影響で、私たちの日常生活を見直し、衛生面を重視する時代に突入しました。この状況下で、消費者が求める安全性と環境への配慮を両立させることは、企業にとっても重要な課題です。
今後も、東洋インキは人と環境に優しい製品を開発し、持続可能な社会の実現に貢献していくことを約束しています。新しいインキ「レアル® NEX BO S3シリーズ」が、食品包装の新たなスタンダードになることが期待されます。
詳細な商品情報は
こちらからご覧いただけます。