旧宮内デパート跡地に新たな拠点「猫狐馬ノ杜」が誕生
今年、鹿児島県日置市の湯之元温泉街で、地域商社・小平株式会社(KOBIRA)が新たに複合施設「猫狐馬ノ杜」を建設することを正式に発表しました。このプロジェクトは、地域の活性化を目指し、単なる観光拠点ではなく、企業と地域が協力して自然環境を再生するという新しいモデルの実現を狙っています。
施設の概要
「猫狐馬ノ杜」は、2026年4月後半に着工し、2027年1月にフルオープンする予定です。この施設は、企業オフィス・コワーキングスペース・シェアキッチン・湯之元ネイチャーポジティブ・ラボ(NPL)など、多様な機能を備えており、地域の企業や市民が共に成長できる環境を提供します。
施設詳細
- - 名称: 猫狐馬ノ杜(ねこまのもり)
- - 所在地: 〒899-2201 鹿児島県日置市東市来町湯田3321
- - 施設面積: 約215㎡
- - 敷地面積: 969.74m²
- - 総工費: 1.1億円
- - 運営主体: Yunomoto Village合同会社
この新たな複合施設の名前は、湯之元の文化や伝説に由来しており、猫、狐、馬という3つの動物と、コミュニティの象徴である「杜」を組み合わせたものです。
養生のコンセプト
「猫狐馬ノ杜」は、「養生」をテーマにしています。これは、ただ住むだけで健康になり、働くことで自然を復興させるという、持続可能な社会の実現を目指しています。この「養生」は、株式会社日建設計とZebras and Companyとの協力により、地域の有識者と共に開発されました。
このプロジェクトは、環境に優しい地域循環モデルの実現を目指しており、観光客に依存するのではなく、地域の住民や企業が自らどう行動するかによって、その効果を引き出すことを狙っています。
地域経済循環創造事業
また、今回のプロジェクトは、総務省が推進する「ローカル10,000プロジェクト」にも採択されており、地域資源と資金を活用して新しいビジネスを育てる支援が得られます。これにより、企業の初期投資に対する補助が行われ、地域経済の循環と雇用創出に寄与します。
入居企業の紹介
新しい複合施設には、資源循環事業を手掛ける株式会社ECOMMITやイノベーションエコシステムの研究を行う株式会社リ・パブリックなど、さまざまな企業が入居を予定しています。彼らは「養生」というコンセプトに基づいて、持続可能な街づくりに貢献していくことを目指しています。
1.
株式会社ECOMMIT
「捨てない社会を目指し、洋服の資源循環に取り組んでいます。ここから地域経済の活性化を図りたいと考えています。」
2.
株式会社リ・パブリック
「地域資源を活用した建材や建築の開発を進めています。猫狐馬ノ杜を基盤に、新たな形のイノベーションを生み出します。」
3.
株式会社Schoo
「地域に新会社を設立し、地域に深く根ざした活動を通して、他の企業に対しても示範となることを目指しています。」
4.
合同会社健康はうす
「地元の持続可能な健康関連サービスを提案し、地域の活性化に貢献したいと思っています。」
5.
株式会社musuhi
「地域振興を意識しながら、全国に向けてプロジェクトを発信していきます。」
地域への期待
日置市長・永山由高氏は、「猫狐馬ノ杜」が地域の活性化や若年層の移住促進につながることを期待し、日置市としても全面的に支援していくと述べています。このプロジェクトを通じて、地域の魅力が一層発信され、多くの人々が湯之元の豊かな自然や文化に触れる機会が増えることでしょう。
新たに誕生する「猫狐馬ノ杜」は、鹿児島の未来を変える鍵となるかもしれません。地域の企業や市民が共に協力し、新しい時代の地域活性化のモデルを示す場となることを期待しています。