COKIの新たな挑戦: ステークホルダー評価によるサステナブル認証の導入
2021年4月に設立されたCOKIは、ESG(環境・社会・ガバナンス)に対応したメディアとして、法人の取り組みを可視化してきました。これまでに225社の取り組みを報道し、上場企業の統合報告書やサステナビリティ・レポートの制作支援を行う中で、ESGデータの透明性と社会的責任の重要性を実感しました。この経験を基に、COKIはステークホルダーの評価を反映した「サステナブル認証」をスタートさせます。
認証の概要
COKIのサステナブル認証は、法人の環境及び社会貢献度、並びに情報開示の積極性を評価する仕組みです。評価基準には、ステークホルダーを大切にする日本の伝統的経営哲学「三方よし」の実践度合いも含まれています。評価は、法人やそのステークホルダーからのヒアリングおよびコーポレートサイト上の情報を基に行われ、200点満点中80点以上で認証が付与されます。2月25日現在、認証資格を得た企業は225社中3社のみです。
他の認証との違い
COKIのサステナブル認証にはいくつかのユニークな特徴があります。
1.
ステークホルダーへのヒアリング: 複数のステークホルダー(顧客、社員、取引先、地域住民、株主)からのインタビューを実施し、その意見を反映させます。
2.
審査プロセスの透明性: 審査結果やプロセスを公表し、ステークホルダーと情報を共有します。
3.
評価の受付期間: 企業は、自社に関連するステークホルダーからの評価を受け付けるバナーをコーポレートサイトに掲示し、一般市民からの意見も重要視します。
4.
常時開示の重要性: 営業活動におけるCO2排出量やSDGsの取り組みなど、重要な項目を常に公開し、透明性を追求します。
5.
定期的な項目改訂: 評価基準については定期的に見直し、最新の状況に即して更新します。
実証実験期間と参加企業
この認証プロジェクトの実証実験期間は2023年3月1日から6月1日までの3か月間と設定され、現在すでに8社が参加を決定しています。この間、幅広い業界や事業規模の企業の取り組みを評価し、認証基準やプロセスを精査します。正式スタートに際しては、環境や社会に配慮した「良い法人」を評価する新しい認証制度として、多くの人々に支持されることを目指しています。
参加企業を募集中
COKIはこの認証プロジェクトを通じて、自利利他の精神や三方よしの理念を実践する企業の再評価を進めています。サステナブルな社会づくりに参加している企業には、ぜひこの機会に認証の取得を検討していただきたいと思います。また、本プロジェクトは日本初の国際標準に向けた挑戦でもあり、ステークホルダーとのすべての関係者からのサポートを大切にしています。
より詳しい情報はCOKIのウェブサイトを訪れてご確認ください。詳細な評価項目や参加企業の募集についても、随時更新して参ります。
法人が人や社会をどれだけ大切にできているかを情報開示する場 COKI