企業の情報漏洩実態
2024-09-20 15:24:12

情報漏洩対策の実態調査:企業の過半数が未対応、主要な原因は人為的ミス

情報漏洩対策の現状



NSSスマートコンサルティング株式会社は、IT企業以外の経営者を対象に「情報セキュリティ投資」に関する調査を実施しました。この調査では、企業が情報漏洩に対してどのような対策を行っているのか、また人為的ミスの影響や企業の意識について探ります。

調査の背景と目的



急速にデジタル化が進む中で、情報漏洩が企業にとって大きなリスクとなっています。特に、発生原因として最も多いのが人為的ミスであり、対策を講じない企業が多い実態が問題視されています。本調査を通じて、企業がどのように情報セキュリティ対策を取り組んでいるかを明らかにし、今後の改善点を提言します。

調査概要



  • - 調査実施期間:2024年9月9日〜10日
  • - 調査方法:PRIZMAによるインターネット調査
  • - 調査対象:IT企業以外の経営者
  • - 調査人数:1,016人

情報漏洩対策の状況



調査の結果、情報漏洩対策を行っている企業は47.1%にとどまり、61.9%が何らかの対策を行っていないことが判明しました。具体的な対策を講じている企業も、マルウェア対策ソフトの導入やシステム更新など基本的な施策に限られているケースが多く、情報セキュリティへの認識の低さが浮き彫りとなりました。

特に、対策を行っていない理由としては「小規模な企業だからリスクは低い」との誤った認識が多く見られました。リスク管理の重要性を理解していないことが、セキュリティインフラの整備を後回しにさせる一因となっています。

情報漏洩の実態



実際に情報漏洩を経験した企業は10.1%という結果が出ました。その背景にはやはり人為的ミスが35.9%で最も多く、次いで外部からの攻撃が31.1%、技術的脆弱性が17.5%という回答でした。このことは、人的要因が依然としてセキュリティリスクの主要な原因であることを示しています。

従業員の意識と企業のニーズ



経営者の約6割が従業員に対して高い意識で情報漏洩対策に取り組んでほしいと考えていますが、教育やトレーニングの実施状況はあまり進んでいないことが見受けられます。特に、「不審なメールやリンクをクリックしない」といった基本的な対策を求める一方で、技術的対策を軽視している傾向があります。これは、従業員だけでなく経営者自身の責任でもあると言えるでしょう。

今後のセキュリティ対策の強化



調査において、62.0%の企業は現状維持を考えており、その中でも約4割の企業がさらにセキュリティ対策の強化が必要であると認識しています。特に、外部の脅威から企業を守るためのシステム導入や情報セキュリティポリシーの見直しが急務です。

結論



情報漏洩に対する対策が未整備な企業が依然として多いことがわかりました。人為的ミスが主な原因であり、従業員の意識向上だけでなく、しっかりとした技術的な防御策の導入が重要です。これからも企業は情報セキュリティ対策を第一に考え、顧客や取引先からの信頼を高めていく必要があります。

NSSスマートコンサルティングの提案



NSSスマートコンサルティング株式会社が提供する「ISOプロ」では、企業がISO取得や運用をスムーズに行うための支援を行っています。情報漏洩対策に関心のある企業は、ぜひ専門知識を持ったコンサルタントに相談することをお勧めします。


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会社情報

会社名
NSSスマートコンサルティング株式会社
住所
東京都新宿区西新宿6-8-1住友不動産新宿オークタワー21階
電話番号
03-4233-2946

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