近大生のマンション設計
2017-05-11 16:25:44
近畿大学生が主導した学生マンション設計プロジェクトの全貌
近畿大学生が主導した学生マンション設計プロジェクトの全貌
近畿大学建築部と宅都ホールディングスの共催による『学生の、学生による、学生のための100年先の資産である学生マンション設計コンペティション』が注目を集めています。このプロジェクトは、近畿大学の学生が自らの居住空間を考え、自由な発想で設計に関わることを目的にスタートしました。2017年5月18日に行われる授賞式を経て、優秀な作品をもとに実際の学生マンションが建設されることとなります。
プロジェクトの背景と目的
このプロジェクトは、近畿大学の学生が企画、設計、施工に携わることで、実践的な建築を学ぶ貴重な機会を提供しています。応募者は自らが生活するマンションについて、建物のレイアウトや間取り、共用スペースの使い方など、幅広い提案を行いました。特に、地域社会との連携を重視し、地域活性化を目指す新しい形の学生マンションを構想しました。
従来の学生マンションとの違い
従来の学生向け賃貸物件は、オートロックがない物件や設備の整っていないマンションが多く、学生のニーズに十分応えられていませんでした。しかし、このプロジェクトでは、ハード面だけでなく、入居者が安心して快適に生活できるソフト面にも重きを置いています。食事付きのマンションの提供や、共用部の積極的な活用も考慮されています。
授賞式の詳細
2017年のコンペティションには、応募期間が限られる中で10点が集まり、その中から最優秀作品、優秀作品、佳作等が選出されました。授賞式は近畿大学の東大阪キャンパスで行われ、学生たちの創造力が華やかに評価されます。審査員には近畿大学建築学部の教授陣や、宅都ホールディングスの関係者が参加します。
実際の建設計画
最優秀作品を基に、株式会社宅都プロパティが近畿大学の学生向けマンションを建設します。建設予定地は、大阪府東大阪市で、近畿大学東大阪キャンパスから徒歩10分の距離にあります。竣工は2018年2月を予定しており、敷地面積は約1656.72平米となる見込みです。
総合的な住環境の整備
宅都グループは「楽しい暮らしを届ける」をスローガンに、住まいと暮らしに関するあらゆるニーズに対応する企業グループです。学生向けのマンション事業においても、「快適で安心できる居住空間」を提供することを目指し、多様なサービスを展開する考えです。
社会とのつながりを深める
さらに、学生マンションの開発においては、地域との連携を深めることも重要視されています。地元の活性化を背景に、コミュニティ形成を促進し、地域社会の中で学生がより良い生活を営めるような環境づくりを進めていきます。
近畿大学建築部の役割
近畿大学の建築部は、2011年に独立した建築学部を開設し、高度な教育を提供しています。多様な専門分野から卒業生を輩出しており、地域に根ざした活動にも取り組んでいます。このような環境の下、学生たちは革新的なアイデアを育み、将来の建築業界で活躍する人材へと成長しています。
このプロジェクトがどのように進展し、完成する学生マンションがどのような新しい価値を提供するのか、今から楽しみです。
会社情報
- 会社名
-
株式会社TAKUTO
- 住所
- 大阪府大阪市中央区高麗橋3-2-7オリックス高麗橋ビル2階
- 電話番号
-
06-6223-5111