助産師による「命の授業」で子どもたちが学ぶ生きる意味

命の授業がもたらす新たな学び

埼玉県戸田市にて、2025年7月10日、現役の助産師である芳川悠氏が小学5年生を対象に「命の授業」を行う。これは、白血病を克服し、親子間の困難やうつ病を経験した彼女が、自らの体験を基に「自分らしさ」というテーマで生徒たちに伝えるものだ。

講師・芳川悠の背景

芳川氏は、助産師としての職務に加え、JPSA認定のベーシックプロスピーカーとしても活動している。その経験から、病気や周囲の問題を乗り越えて、自らの道を見出すことの重要性を説くことができる。児童たちは、この授業を通して「生きる意味」や「自らの存在価値」を深く考える機会を得る。

アクティブラーニング形式

授業形式はアクティブラーニングを採用し、子どもたちはグループに分かれて意見を交わしたり、発表を行ったりする。また、ワークショップもあり、卒業を控えた彼らが直面する未来に向けた「自分らしさ」を探求する手助けを行う。このような参加型の学びが、彼らの成長に寄与するのは間違いない。

戸田市の教育改革

この授業の場である戸田市は、GIGAスクール構想の最前線として知られ、教育のIT化に積極的に取り組んでいる。市内のすべての児童がタブレットを使用できる環境を整備しており、教育の質を大いに向上させている。教育長の戸ヶ﨑勤氏のリーダーシップのもと、戸田市は県内でもトップクラスの学力を誇り、非行問題もほぼ解消されている。