舞台『土曜日の過ごしかた』が東京に上陸
京都での公演を終え、2026年2月27日から3月1日まで、東京の座・高円寺にて舞台『土曜日の過ごしかた』が上演されます。この作品は、ニットキャップシアターの第47回公演であり、脚本を担当するのはごまのはえ、演出は橋本匡市(万博設計)が行います。
公演のチケットは、運営をドロングランプランニング株式会社が行うカンフェティにて現在販売中です。特別価格のチケットも用意されているため、早めに購入することをおすすめします。
100年前の京都を舞台にした物語
本作は、昭和初期の京都に実在したミニ新聞『土曜日』がテーマになっています。この新聞を発行した齋藤雷太郎は、庶民感覚を持ちながらも政府に対して意見を述べる勇気を持っていました。また、作品の舞台美術は、当時の喫茶店を再現しており、観客をその時代に引き込むデザインになっています。
出演者には、第28回関西現代演劇俳優賞を受賞した西村貴治が齋藤雷太郎役を、第27回受賞の千田訓子が女主人役を演じます。彼らの軽妙な掛け合いが観客の笑いを誘うポイントでもあり、見逃せないシーンとなっています。
時代背景と地域の記憶
当時、京都では大陸での戦争が激しさを増しており、新聞『土曜日』は映画やファッション、政治、国際情報など多様なテーマを扱い、地元の人々に愛されていました。しかし、昭和12年11月に警察によりその活動は制限され、最終的には閉刊に追い込まれました。
本作では、齋藤雷太郎を描きながら、彼とともに生きた人々の姿を通して、戦争の影響を受けつつも変わらずにいた人々の姿を浮き彫りにしています。脚本のごまのはえは、観光用に作られたものではなく、真に京都らしい姿を描いた作品であると述べています。
東京公演に寄せて
演出の橋本匡市は「この作品は、場所や人、時代について思いを馳せる劇です。是非お越しください」と期待を寄せており、作品への熱い思いが感じられます。観客にとっても、ただのエンターテインメントとしてではなく、歴史的な背景を知る機会にもなります。
東京公演は、2022年夏の『カレーと村民』以来となり、自然と期待が高まっています。特に今回の公演は、関西えんげき大賞で最優秀作品賞を受賞した前作との関係もあり、多くの観客が注目しているでしょう。
ユニークなキャストとスタッフ
この舞台には多彩なキャストが揃い、観客を飽きさせることはありません。主人公の西村貴治をはじめ、山谷一也や高田晴菜など、実力派の俳優たちが揃っています。総じて、作品は観る人の心に深く刻まれる影響を持つことでしょう。
公演情報やチケットに関しては、公式ホームページを訪れて、詳細を確認してください。ぜひこの機会に『土曜日の過ごしかた』という作品を体験し、歴史の中に埋もれた人々の物語を感じ取ってください。