業務効率化の新たな道筋:AIパンチャーの発表
オープングループ株式会社の子会社であるオープン株式会社は、2025年6月2日に新たな生成AIサービス『AIパンチャー』の提供を開始することを発表しました。このサービスは、企業のルーティン業務を簡単に自動化するためのもので、特別なITスキルを持たないスタッフでも使いやすい設計となっています。
なぜAIパンチャーが誕生したのか?
昨今、AI技術が進化する中、特にChatGPTのような生成AIがビジネスにおいて注目を集めています。しかし、期待通りの成果が上げられない事例も見受けられます。その要因としては、プロンプトの作成において専門的な知識が必要であり、導入前の準備が時間を要することが挙げられます。また、少子高齢化によって労働力の確保が難しくなっている現状も背景にあります。
オープンはこれまでのRPAサービスにおけるノウハウを生かし、特別な知識がなくても簡単に業務処理できるツールを提供することを目指しました。その結果、『AIパンチャー』が開発されるに至ったのです。
AIパンチャーの主な機能
この新サービスは、従来の複雑なプログラミングを必要とせず、日本語での簡単な指示のみでデータ処理や資料作成を自動化します。具体的には以下のことが可能です。
1.
業務の自動化: 簡単な日本語入力で、データの仕分けや資料作成が可能。
2.
データのデジタル化: 紙媒体からの情報取得も簡単、OCR機能を用いて紙書類をデータ化。
3.
簡単なセットアップ: 1画面で全ての設定を完了でき、特別な専門知識は不要です。
利用シーンと対応デバイス
『AIパンチャー』では、様々な業務シーンでの活用が期待されます。名刺から顧客管理システムのデータを自動生成したり、請求書の自動データ化と仕分けなど、業界を問わず幅広く利用されています。さらに、パソコン、スマートフォン、スキャナーからデータを取り込むことができるため、利便性も高いです。
料金プランと今後の展望
エントリープランは月額2万円(税別)から利用可能で、ニーズに応じた4つのプランが提供されています。今後、オープンはこの『AIパンチャー』を通じて、業務効率化やDX化を促進することを目指し、より多くの企業での導入を期待しています。
この新サービスの登場により、専門知識がなくてもAIを活用した業務改革が可能になり、企業の生産性向上に貢献することを発信するオープン。今後の成長も見逃せません。
会社概要
オープン株式会社は、東京都港区に本社を置き、2013年に設立されました。スマートロボットやAIを駆使した情報処理サービスを提供しており、企業のデジタルトランスフォーメーションを支援しています。さらに、オンライン広告事業など多岐にわたる事業を展開し、国内外での成長を図っています。