キャンセル料の自動化を実現する「Payn」と富士テレコムの協業に注目

新たな業務効率化を実現する「Payn」の登場

令和になり、業界のデジタル化が進む中、予約を取る業種、特にゴルフ場や宿泊施設、飲食店などでは、無断キャンセルや直前キャンセルが大きな課題となっています。これに対処するため、たった一つのソリューションが登場しました。それが、キャンセル料の請求・回収業務を自動化する「Payn（ペイン）」です。このツールは、事業者が抱える課題を解決するために開発され、2022年にリリースされて以来、多くの企業に導入されています。

Payn株式会社の概要

「Payn」は、東京都中央区に本社を構えるPayn株式会社が提供するサービスです。代表取締役CEOの山下恭平氏のもと、彼らは2022年3月に設立され、キャンセルポリシーの実施を希望する事業者向けに特化したソリューションを提供しています。このツールは、無断キャンセルやキャンセル料未回収といった問題を解決するため、予約が発生する業界において非常に有効です。

富士テレコムとの協業

この度、Payn株式会社は、ゴルフ場向け基幹システム「クラブメイト8」及び「シン・クラブメイト」を展開している富士テレコム株式会社と協業を開始しました。富士テレコムは1970年から通信ネットワークやシステムインテグレーションを手がけており、その技術力を生かして、この協業を通じてゴルフ場のキャンセル管理を効率化していく予定です。

特に直近のゴルフ業界では、土日祝日における予約が困難である中、直前のキャンセルが顕著に増加しています。このことは、他のゴルファーのゴルフプレーの機会を奪うだけでなく、ゴルフ場にとっては大きな経済的損失をもたらします。Paynは、このような業界のニーズに応える形で、2024年から本格的なサービス導入を目指しています。

Paynがもたらす未来

キャンセル料の徴収は、ゴルフ場にとっての重要な収入源。しかし、その徴収業務は一般的に手間がかかり、業務効率を損なう恐れがあります。そこで、Paynの導入によって、キャンセル料請求の手続きを自動化し、経済的損失を減少させることができます。さらに、2025年には富士テレコムとのシステム連携が予定されており、一層利便性の高いサービスが提供される見込みです。