尼崎市が冬期職員採用試験を実施、広がる働き方と受験機会の拡充

尼崎市、冬期職員採用試験を実施

兵庫県の尼崎市では、行政の複雑化や働き方の多様化に対応するため、冬期職員採用試験を行うことを発表しました。この採用試験は、多様な人材に受験機会を提供し、市民ニーズに応える組織を作り上げるための重要な一歩です。特に最近の雇用情勢においては、人材流動化が活発化しており、今まさに時期にとらわれない柔軟な受験機会が求められています。

募集概要

採用試験の募集期間は令和７年11月14日から12月14日までの約一か月にわたります。募集する職種は以下の通りです：
1. 事務（大卒既卒・高卒既卒）…10名程度
2. 事務（デジタル）…若干名
3. 事務（法務）…若干名
4. 保育士…5名程度
5. カムバック採用…若干名

なお、福祉職や児童指導員、土木、建築、電気などの技術系職種では、通年採用が行われています。

除外できない事務（法務）区分の重要性

新たに設けられる「事務（法務）区分」では、行政運営の高度化と多様化に伴い重要性が増す法務の専門知識を有する人材を採用することが決まりました。契約や条例の制定・改正、政策立案など、様々な場面で法的な判断力が求められる中、法律の知見を持つ職員が必要不可欠です。この新設は、現代の行政運営における変化に柔軟に対応していくためのものです。

カムバック採用の導入

また、出産や育児、介護などの事情で退職した元尼崎市職員を対象にした「カムバック採用」も開始されます。この制度は、離職後に再び市職員として働く機会を提供するもので、家庭やライフスタイルに合わせた柔軟な働き方の実現を目指しています。これにより、行政には多様な経験を持つ人材の再度の活躍が期待されています。