岡山大学で開催される第3回微生物インダストリーシンポジウムの魅力と意義
2024年11月1日金曜日、国立大学法人岡山大学で「固体培養技術の社会実装チャレンジ~麹の有用性と未来像~」をテーマとした第3回シンポジウムが開催されます。このイベントは、岡山大学の津島キャンパスにある創立五十周年記念館で行われ、ハイブリッド形式によりリアルとオンラインの双方で参加が可能です。
シンポジウムの背景
岡山大学微生物インダストリー講座は、微生物を利用した新たな産業の可能性を探求するために設立されました。昨年度に続き、今年開催されるシンポジウムは「おかやまバイオアクティブ研究会」との共催で、革新的な研究成果を発表し、活発な意見交換が行われる場となります。
プログラム内容
午前中には学生プレゼンテーションが予定され、午後には著名な講師による講演と総合討論が行われます。特に注目すべきは、大阪大学大学院で麹菌育種工学寄附講座を担当する楠本憲一教授の講演です。ここでは、麹菌の多様性が新たな醸造の世界や食文化にどう貢献できるかが議論されます。
さらに、株式会社ぐるなびから澤田和典氏が、日本の食文化を守るための麹発酵の重要性について講演を行います。最後に、株式会社フジワラテクノアートから妹尾佐都子氏が、畜産飼料への応用を目指したバイオマス分解酵素の開発について話します。
参加の呼びかけ
シンポジウムは、食品製造やバイオテクノロジーについて関心を持つ人々にとって、貴重な情報が得られるまたとない機会です。大学や企業で研究を行っている方はもちろん、一般の方々もぜひ参加してみてはいかがでしょうか。申し込みは、10月25日午前までにオンラインで受け付けています。
持続可能な未来を目指して
岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しており、地域社会とともに持続可能な未来を共創することに力を入れています。今回のシンポジウムも、地域の課題解決に向けた新たなアイディアや技術が生まれることが期待されています。
最後に
岡山大学での第3回微生物インダストリーシンポジウムは、麹にまつわる研究や産業の最前線を感じる素晴らしい機会です。参加して、新しい知識やネットワークを得るチャンスを逃さないでください。その先には、私たちの生活を豊かにする新たな発見が待っていることでしょう。