2024年度ピティナ特級ファイナリストが決定!
2024年度のピティナ特級ファイナリストが発表されました。ピティナ・ピアノコンペティションは、国内外から多くの参加者が集まる世界最大級のピアノ競技会であり、その中でも特級は最高峰のカテゴリです。この特級からは、角野隼斗や亀井聖矢など、国際舞台で活躍する才能が輩出されています。特級は国内コンクールでありながら、国際コンクールに匹敵するクオリティを目指しており、次世代のピアニストの育成を目的としています。
ピティナ特級ファイナリストの挑戦
2024年度の特級一次予選は、前年よりも約126%増加した130名のピアニストが挑戦しました。審査は7月27日・28日の二次予選を皮切りに進み、最終的にファイナリスト4名が選ばれました。
2024年度ファイナリスト一覧
- - 大山 桃暖(おおやま・もだん/大阪音楽大学1年/大阪府堺市)
- - 塩﨑 基央(しおざき・もとちか/東京音楽大学4年/群馬県)
- - 南 杏佳(みなみ・きょうか/ボストン音楽院 修了/大阪府堺市)
- - 山本 悠流(やまもと・ゆうり/東京藝術大学大学院 修士/神奈川県川崎市)
2024年8月21日(水)には、サントリーホールにてファイナルが開催され、指揮者角田鋼亮氏と東京フィルハーモニー交響楽団が共演します。このステージで新たな才能が花開くことが期待されています。
聴衆の投票で決まる「聴衆賞」
ピティナ特級では、審査による賞に加えて、聴衆の評価を重んじた「聴衆賞」が長年にわたって実施されています。コロナ禍以降、オンラインでコンクールを視聴する聴衆が増え、「オンライン聴衆賞」が新たに設けられました。
この「聴衆賞」では、会場観客の投票に加え、ライブ配信視聴者の投票も反映され、賞金が授与される仕組みとなっています。出場者には、トータルで610万円の賞金が授与され、観客のメッセージも形にするプロセスが特徴です。
賞金内訳
- - グランプリ: 140万円
- - 銀賞: 70万円
- - 銅賞: 40万円
- - 入選: 20万円
- - 聴衆賞: 各賞金額別途設定
特級クラウドファンディングの活動
ピティナ特級では、2021年からクラウドファンディングを実施し、特級受賞者を国際的に支援するための資金を募っています。「どんなピアニストになりたいのか」という夢に寄り添い、活動を支えるための資金を集めています。
今2024年の活動は、すでに第一目標を達成し、第二目標達成に向けて進行中です。支援が成功裏に終わることに期待が寄せられています。
主催団体について
ピティナは日本全国に広がる音楽教育団体であり、17,000名の会員が所属します。「音楽がつなげる豊かな人生」を掲げ、様々な音楽イベントやセミナー、無料マッチングサービスを展開しています。地域の音楽文化の活性化に寄与し続けているのです。