倉田真由美の看取りエッセイ
2025-09-26 15:28:02

漫画家・倉田真由美が描く在宅看取りの実録エッセイ

倉田真由美が描く「在宅看取り」の新たな形



2025年9月26日、漫画家の倉田真由美さんが、新作エッセイ『夫が「家で死ぬ」と決めた日 すい臓がんで「余命6か月」の夫を自宅で看取るまで』を小学館より発売します。この作品は、彼女の夫である叶井俊太郎さんがすい臓がんと診断され、余命6ヶ月という宣告を受けてからの640日間にわたる闘病生活を描いたものです。

本書は、在宅での看取りというテーマについて、漫画やイラストを交えながら紹介しており、特に感銘を受けるのは、倉田さんと夫がどのようにして限られた時間を充実させ、幸せな最期を迎えたのかという詳細な記録です。

自宅での看取りとは?



在宅看取りを選んだ理由は、夫自身が「病院で死ぬのではなく、自宅で過ごしたい」と考えるようになったため。この決意の背景には、彼が治療中も食べたいものを食べ、旅行やファッションを楽しむ姿がありました。自宅での生活を可能な限り維持しながら、倉田さんは夫を支える役割を果たします。

看護のポイント


本書では、2000人以上の在宅看取りに携わった萬田緑平医師による「在宅ケア&看取り」の解説も収録されています。特に重要なポイントとして、看取り率の高い医療機関の選び方や、痛みを和らげるための医療用麻薬の利用などがあります。これにより、患者が最後の瞬間まで自分らしく生きられるためのノウハウが提供されています。

チェックリストも収録



また、在宅で最期を迎えるために必要な「37のチェックリスト」もあり、これからの準備に役立つ情報が満載です。家族にとって、在宅での看取りは多くの不安を伴う出来事ですが、この書籍はその不安を少しでも軽減し、どう向き合うべきかを教えてくれる内容になっています。

発売記念イベントの開催



さらに、発売を記念して特別イベントも開催されます。著者の倉田真由美さんと在宅医療の実績がある萬田緑平さんの対談を通じて、現役世代の末期がん闘病と在宅での看取りについて深く掘り下げる内容です。

イベント詳細

  • - 日時:2025年9月30日(火)19時30分~
  • - 会場:本屋B&B(東京都世田谷区代田2-36-15 BONUS TRACK 2F)
  • - 参加希望はこちらのリンクから確認できます。

この新作エッセイは、在宅での看取りを実際に体験した者としての生の声が詰まった一冊であり、読み応えのある内容となっています。倉田真由美という漫画家が伝えるメッセージは、病気を抱える人だけでなく、家族全体にとって大きな意味を持つことでしょう。自宅での看取りを考える家族の方々にとって、ぜひ手に取っていただきたい一冊です。


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会社情報

会社名
株式会社小学館
住所
東京都千代田区一ツ橋2-3-1
電話番号
03-3230-5355

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