WOWOWが2025年2月に宮沢りえ主演の映画「月」と舞台「オーランド」をテレビ初放送することを発表しました。この特番は「宮沢りえ総特集!新作映画、舞台でたどる女優の魅力」と題され、視聴者に女優としての彼女の多彩な才能を伝えます。
映画「月」は、昨年公開され、監督は石井裕也が務めます。この映画は、実際に起きた障がい者殺傷事件をモチーフにした辺見庸の同名小説の映像化で、事件の背景や社会に潜む問題に深く切り込んでいます。特に、個々の行動だけでなく、社会全体が抱える『見て見ぬふり』を問題提起する形で描かれています。
出演キャストには、宮沢りえの他にオダギリジョー、磯村勇斗、二階堂ふみらが名を連ね、この作品は国内映画賞でも多くの話題を呼びました。作品はさまざまな視点から物語を探求し、観客に深いメッセージを投げかける内容が評価されています。
一方、舞台「オーランド」は、ヴァージニア・ウルフの名作を原作にしており、主人公オーランドがさまざまな時代や国境、ジェンダーを越えて自らの存在を見つめ直す様子が描かれています。この舞台は2023年7月から放映され、宮沢りえがオーランド役を演じています。ウエンツ瑛士、河内大和、谷田歩、山崎一など、実力派キャストが名を連ねており、舞台に特有の緊張感と感動を与えています。
WOWOWでは、これらの新作に加えて、宮沢りえの過去の代表作も特集。2004年に野田秀樹作・演出で上演された舞台「透明人間の蒸気」、1992年の映画「エロティックな関係」、2007年の「オリヲン座からの招待状」、2014年の「紙の月」、そして2016年の「湯を沸かすほどの熱い愛」といった、多彩な作品がピックアップされます。これらの作品は彼女の演技の幅広さとアーティストとしての成長を反映しており、多くの受賞歴を誇ります。
宮沢りえは、日本アカデミー賞主演女優賞を5度も受賞し、読売演劇大賞・最優秀主演女優賞など、数多くの accolades を重ねてきました。その演技は幅広く、キャラクターの内面を的確に表現する力があります。WOWOWの特集は、彼女の魅力を再発見する絶好のチャンスです。観客は多様な映像作品と舞台を通じて、宮沢りえのアーティストとしての成長と変化を見つめ直すことができるでしょう。放送日は、映画「月」が2025年2月16日、舞台「オーランド」は2月8日です。この特集を通じて、宮沢りえの新旧の魅力とその深い演技力に触れる良い機会になるでしょう。ぜひ、この機会をお見逃しなく!
放送情報:
- - 映画「月」: 2025年2月16日午後9時放送・配信
- - 舞台「オーランド」: 2025年2月8日午後8時放送・配信
これらの作品や特集の詳しい情報は、WOWOWの公式サイトでもご確認いただけます。