大阪市のARTLOGUE、資金調達で文化芸術の未来を切り開く！

ARTLOGUEが未来を切り開く

株式会社アートローグは、インターネットを駆使したアートメディア「ARTLOGUE」を展開する企業です。最近、大阪市が実施したシードアクセラレーションプログラムに参加を表明し、過去の資金調達実績が16億円を超えることが話題となっています。このプログラムを通じて、アート業界に新たな風を吹き込むことを目指しています。

日本の未来と文化芸術の危機

日本は現在、少子高齢化や人口減少といった問題に直面しています。2065年には、人口が1億2709万人から3901万人減少し、約8808万人になると推計されています。この状況は、東北、北陸、中国、四国、九州の人口を合わせた数とほぼ同等です。地域の人口活性化や地方創生を目指す多くの施策が行われていますが、依然として効果は限定的です。

しかし、日本各地には豊かな文化や芸術資源が存在しています。美術館には地域の作家による優れた作品が保存されており、伝統的な神社仏閣や工芸品も同様です。それにもかかわらず、これら資源を維持するためには、多くの資金と努力が求められます。

ARTLOGUEのミッション

ARTLOGUEは、持続可能な文化芸術の継承を目指し、アートをビジネスとして活用することに取り組んでいます。炭鉱などの一次産業が雇用を生む一方、文化芸術は持続的に価値を創出できる資源です。この観点からも、インターネットやテクノロジーを活用した新しいサービスの展開が必要です。文化芸術は生活を豊かにするだけでなく、社会との対話を生み出し、問題解決につながる創造力を育む役割も果たします。

新たなビジネスの創出

近未来の日本が文化芸術立国として成長を続けるためには、新たなサービスを開発し、文化資源を有効に活用する必要があります。そのためには、文化芸術に特化したビジネスを担うアーツアントレプレナーと呼ばれる起業家を育成し、彼らの活動ができるプラットフォームの構築が求められています。

OIHシードアクセラレーションプログラムへの参加を通じて、ARTLOGUEは文化芸術の価値を高めるために資金を調達し、その資金で事業を拡大させていく計画です。アートと社会が対話し合う場を創出することで、より平和な世界の実現に寄与することが目標です。