DNP新サービス
2025-03-10 14:24:35

DNPアートコミュニケーションズが新たな画像貸出サービスを開始

DNPアートコミュニケーションズ、新たなイメージアーカイブサービスを発表



大日本印刷(DNP)のグループ会社である株式会社DNPアートコミュニケーションズは、2025年3月10日より「J.フロント リテイリング史料館イメージアーカイブ」という新しい画像貸出サービスを提供開始します。このサービスでは、国内外の美術館や博物館が所蔵する高精細なデジタル画像データを利用可能にし、美術品愛好者や研究者、教育関係者に向けた新しいプラットフォームとなります。

「J.フロント リテイリング史料館」とは



「J.フロント リテイリング史料館」は、2011年に設立された美術館で、主に松坂屋コレクションの保存と公開を目的としています。松坂屋コレクションは、昭和初期に松坂屋が高級呉服のデザイン参考のために収集したものであり、特に江戸時代以前の衣裳や染織工芸品に焦点が当てられています。

今回のイメージアーカイブサービスでは、同館の所蔵作品約70点の画像データが貸し出される予定で、その中には重要文化財として指定されている5点の能装束や小袖、振袖なども含まれています。今後、この取り扱い画像はさらに増える予定で、より多くの美術作品をデジタル形式で楽しむことができます。

利用方法と活用シーン



DNPアートコミュニケーションズが運営するWebサイト「Image Archives」は、利用者が貸出したい画像を簡単に検索し、申込みを行える仕組みを整えています。作品名や作者、年代、季節などのキーワードで目的の画像を探し出せるため、使い勝手も良好です。

貸し出された画像データは、出版物(書籍や雑誌、教材など)、テレビ番組、Webコンテンツ、映像、電子書籍、広告など、さまざまな場面で利用できるので、美術作品を通じた多様なコンテンツ制作が期待されます。

提携先の美術館



この画像貸出サービスでは、ルーヴル美術館やオルセー美術館をはじめ、大英博物館、テート美術館、ボストン美術館、ベルリン美術館など、世界的に有名な美術館との提携も進められています。日本国内では東京国立博物館や東京藝術大学大学美術館、すみだ北斎美術館など、全国の名だたる館と連携し、質の高い美術作品のデジタル化が図られています。

今後の展開



DNPアートコミュニケーションズは、今後もさまざまな美術作品を取り扱う美術館や博物館との提携を進め、専門的なフォトライブラリーとしての地位を確立していくことを目指しています。また、美術作品の権利処理やコンサルティング業務の拡充を図ることで、さらに充実したコンテンツ提供を目指します。

会社概要


  • - 大日本印刷株式会社
本社:東京
社長:北島義斉
資本金:1,144億円

  • - 株式会社DNPアートコミュニケーションズ
本社:東京
社長:室田秀樹
資本金:3億円

美術館や博物館がデジタルの力を借りて、作品の魅力をより広い範囲で伝える新たな取り組みが始まり、全国の文化を楽しむきっかけとなることでしょう。特に、今後の展開に目が離せません。


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会社情報

会社名
大日本印刷株式会社
住所
東京都新宿区市谷加賀町1‐1‐1
電話番号

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