詩集『数と夕方』復刊プロジェクト、読者の声で名作が甦る!
絶版となった名著を復刊させる「復刊リクエスト」プロジェクトが、この度、新たに始動しました。主催は、フェリシモ。今回のプロジェクトでは、ブックディレクターの幅允孝氏が注目した詩集、管啓次郎の『数と夕方』が対象となります。このリクエストは2024年12月17日から行われ、2025年4月25日までに1,000件以上の復刊リクエストが集まれば、詩集の復刊が実現します。
『数と夕方』とは?
この詩集は、管啓次郎によって2017年に発行された作品で、今は貴重な絶版本となっています。著者は読書論や詩作において高く評価され、著名な新訳を手がけたことでも知られています。『数と夕方』は、独特の装丁、小ぶりなサイズ、丸い角を持ち、持ち運びやすさが魅力です。旅行の際に携帯するにはうってつけで、自由な思考を促す詩が、読者を異なる世界へと誘います。
復刊リクエストの流れ
『数と夕方』の復刊を望む方々は、特設サイトからリクエストを提出できます。締め切りは2025年4月25日で、フェリシモの定期便を利用中の方は2024年5月分までが対象です。復刊が決まるのは、目標の1,000件を達成した場合に限ります。詩集の価格は2,400円で、絶版のため古本市場での価格上昇が懸念されています。
幅允孝さんからのメッセージ
選書者である幅允孝さんは、「詩集『数と夕方』は、背中をそっと押してくれるが、決して強要しない、読む者を穏やかな気持ちにさせてくれる作品」とその魅力を語ります。彼は、自身も愛読しているこの詩集の復刊に強くプレッシャーを感じ、「絶版のために古本の価格が高騰することは見るに堪えない」とも述べています。
フェリシモの取り組み
フェリシモは、このプロジェクトを通じて「文化の継承」を目指しています。復刊リクエストは24年ぶりの復活であり、その背後には「みんなが共に感動する未来を作る」というビジョンがあります。このプロジェクトは他にも、自然環境や社会への貢献を目指した数多くのソーシャルグッドな取り組みを含んでいます。
まとめ
管啓次郎の『数と夕方』は、ただの詩集ではなく、深い体験を提供する宝物です。その復刊は、読者たちの声によって実現します。皆さんもぜひ、リクエストを通じてこの名作の復刊に力を貸してください。あなたの一票が、文学の未来を変えるかもしれません。特設サイトには、詳しい情報も掲載されていますので、ぜひチェックしてください。