新型型枠『ガッチ』
2024-02-27 14:00:02

株式会社フォービルが提案する新型型枠『ガッチ』、WOC2024での存在感を発揮

型枠の未来を切り開く『ガッチ』の実力



日本の株式会社フォービルが開発した「ガッチ」は、FRP(繊維強化プラスチック)製のコンクリート組合わせ型枠で、今年の世界最大のコンクリート展示会「WOC2024」に出展しました。この型枠は、子供のおもちゃのブロックのように組み合わせ可能で、3次元の複雑な形状を30mmモジュールで作成するという新しい発想から誕生しました。

画期的な設計



「ガッチ」の特長は、3次元に対応できる点です。入隅や出隅もスムーズに処理できるため、ラーメン構造のような複雑な形状の構造物の施工が簡単になります。モジュール化された型枠寸法により、現場での生産性は大幅に向上。その結果、多くの建設現場での使用が進んでいます。すでに100件以上の現場で実績を残しており、普及が期待される製品です。

経済的なメリット



型枠の素材には耐久性に優れたFRPを使用しており、軽量性が高く、現場間での転用も可能です。これにより、型枠を繰り返し使用することでコスト削減を図ることができます。従来の型枠よりもコストを17%削減でき、システムとして完成すれば40%のコストダウンも見込まれます。このように「ガッチ」は、経済的な側面からも高い評価を受けているのです。

海外市場へのアプローチ



「ガッチ」が出展されたWOC2024での反響も大きいものでした。展示ブースにはアメリカ、カナダ、中南米、中東などからの多くの来場者が訪れ、具体的な問い合わせも数多く寄せられました。特に、軽量なアルミ製仮設用八角支柱「アルパ」やアルミ鋼管角パイプ「Zシリーズ」への関心も高まりました。このような反響を受け、フォービルは今後も海外市場での展開を進めていく構えです。

未来への展望



株式会社フォービルは、2030年までに「ガッチ」関連製品の海外売上を5億円にするという目標を掲げており、そのための具体的な案件の受注に向けての努力を続けています。すでに複数の海外代理店網を整備しており、さらなる国際展開が期待されています。

このように、「ガッチ」は技術的な進歩と経済的な利点を兼ね備えた製品であり、今後の建設業界に多大な影響を与えるでしょう。企業の詳細情報や製品に関しては、フォービルの公式サイトをご覧ください。

会社情報

会社名
株式会社フォービル
住所
大阪府大阪市旭区中宮3-14-28
電話番号
06-6955-5151

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