京都大学と立教大学がCFA協会リサーチ・チャレンジ日本大会で優勝
2024年12月7日、一般社団法人日本CFA協会が主催する『CFA協会リサーチ・チャレンジ(CFA Institute Research Challenge) 2024-2025』の日本大会決勝が開催されました。この競技は大学生および大学院生による企業分析や株式評価を競うもので、今年も多くの大学から31チームが参戦しました。
日本大会は、上海に本社を置く株式会社クボタを分析対象企業として、参加チームは英語での分析レポートを提出することが求められます。書類審査を経て、選ばれた上位8チームが決勝へ進出し、そこではプレゼンテーションと質疑応答が行われました。
見事優勝を果たしたのは、京都大学Cチームと立教大学Aチームです。京都大学Cチームは、指導教官に砂川伸幸教授、メンターにはアムンディ・ジャパン株式会社の中山惠介氏を迎えています。立教大学Aチームは石田惣平准教授が指導し、ニッセイアセットマネジメント株式会社の笹本和彦氏がメンターを務めました。両チームは、アジア太平洋小地区大会への切符を手に入れ、さらなる挑戦が始まります。
今回の大会では、国際基督教大学が提出したレポートが新しい視点を提供したとして「クボタ賞」を授与されました。このように、多くの大学から優れた発表がなされ、競技は白熱を極めました。
CFA協会リサーチ・チャレンジの重要性
CFA協会リサーチ・チャレンジは、金融業界において次世代を担う人材を育成するために設立された年に一度の国際大会です。毎年、世界各国から高校生を含む1,100以上の大学から約6,700人の学生が参加し、企業の経営分析とその結果を英語にまとめてプレゼンテーションを行います。日本大会は、CFA資格を持つプロフェッショナルたちと大学の教授陣によって支えられ、運営されています。
このような大会に参加することで、学生は金融業界の専門家たちから直接学び、実践的な経験を積むことが可能です。予備的な学びと社会経験を融合させることで、今後の進路選択においても自信につながると言えるでしょう。
参加大学の詳細
今年の日本大会には、次の大学が参加しました:
- - 国際教養大学
- - 青山学院大学
- - 一橋大学
- - 東京科学大学
- - 国際基督教大学
- - 慶應義塾大学
- - 京都大学
- - 九州大学
- - 名古屋大学
- - 立教大学など30以上の著名大学。
このように、日本全国から優秀な学生たちが競い合い、分析力向上やプレゼンテーションスキルの向上を図っています。参加した学生は本大会を通じ、多くの学びと経験を得ています。
応援の輪
大会は、プラチナスポンサーであるSMBC日興証券およびファクトセット・パシフィック、ゴールドスポンサーのインベスコ・アセット・マネジメント、野村アセットマネジメントなどによる支援で開催されています。
まとめ
京大と立教大の今後の戦いに注目が集まります。アジア太平洋小地区大会は2024年3月に開催され、そこでの成功がさらに大きな舞台での戦いへとつながります。世界の金融業界を担う次世代のリーダーとしての彼らの冒険がここから始まるのです。