12月25日、福岡県志免町に位置する志免西学童保育所で、ハンファジャパンの主催する「グリーンアライアンス」による寄贈式典が開催されました。このプロジェクトでは、6.4kWの太陽光発電システムと6.5kWh蓄電池が新たに設置され、地域の環境保全と防災対策に寄与します。
この寄贈は、かつて炭鉱の町として知られていた志免町が、2022年に「ゼロカーボンシティ」の宣言を行い、再生可能エネルギーの普及に向けた積極的な取り組みを進めていることを背景に実施されました。
寄贈式にはハンファジャパンの執行役員、李泰基氏や、志免町の世利町長をはじめとする約20名の関係者が参加。世利町長はこのプロジェクトへの感謝を述べ、寄贈されたシステムを地域のモデルケースとして活用する意向を示しました。この取り組みにより、志免町の住民や子どもたちに向けた環境教育も実施予定です。
グリーンアライアンスの「グリーンギフト」プロジェクトは、都市と自然の調和を目指し、持続可能な未来を築くための重要な一歩です。これにより、年間約2.9トンものCO2の削減が見込まれ、地域の防災対策の強化も期待されています。
この一連の取り組みは、ハンファジャパンが2011年から開始した太陽光発電システムの寄贈・設置プロジェクトに基づくものであり、韓国では320カ所以上の社会福祉施設に約2,187kWの太陽光発電システムを寄贈してきた実績があります。日本においても、過去の震災後に岩手県の幼稚園にシステムを導入するなど、地域に密着した支援を行ってきました。
全国の幼稚園や保育園を対象にした太陽光発電システムの寄贈先も募集中で、関心のある施設はぜひ詳細を確認してください。太陽光発電システムの導入により、二酸化炭素の排出量削減だけでなく、停電時にも自立運転機能を利用して電力を使用できるメリットがあります。また、環境教育を通じて、住民の環境意識を高めることにもつながります。
このように、地域の発展と環境負荷の低減に向けた実践的な取り組みが進む志免町。今後、グリーンアライアンスは全国各地での活動を強化し、持続可能な未来の実現に向けたさらなる挑戦を続けていきます。