日本代表の挑戦
2021-08-19 14:00:03
期待高まるパラクライミング世界選手権 日本代表選手が挑む2023年大会
パラクライミング世界選手権に向けた期待
2023年9月15日から17日にかけて、ロシア・モスクワでパラクライミング世界選手権が行われる。この大会には、一般社団法人日本パラクライミング協会(JPCA)が選出した日本代表選手が参加し、メダル獲得を目指す。
JPCAは「日本のパラクライマーが一番輝くアスリートであり続けるために」というミッションを掲げており、今回の大会もその取り組みの一環として位置づけられている。同協会は、国内の障害者クライミング競技を統括し、選手の育成に力を入れている。
順調なメダル獲得実績
2011年から実施されているパラクライミング世界選手権は、2年ごとに開催され、日本は毎回の大会で金メダルを含む多くのメダルを獲得してきた。特に前回の2019年大会、フランス・ブリアンソンでは、金メダル3個を含む計7個のメダルを持ち帰ることに成功している。今大会もその実績を踏まえた期待が寄せられている。
日本代表チームは、前回大会よりもさらに強力なメンバーが集結しており、今後の活躍が大いに期待されている。特に視覚障害及び肢体不自由を持つ選手の頑張りに注目が集まる。
競技クラスの構成
パラクライミングは、視覚障害、切断、神経障害の3つの大きなクラスに分けられ、さらにその中で障害の程度による細かなクラス分けが行われている。視覚障害クラスは、備わっている視覚の程度によってB1・B2・B3に、切断クラスはAL・AUに、神経障害クラスはRPに分類され、それぞれの特性に応じて競技が行われる。
視覚障害クラスでは、ナビゲーターと呼ばれるサポート役が選手にホールドの情報を提供しつつ、共に登るスタイルを取っている。これにより、障害に関係なく、選手が自身の能力を最大限に発揮できるよう配慮されている。
未来への展望
2028年には米国ロサンゼルスでパラリンピックが開催される予定で、その中で国際スポーツクライミング連盟はパラクライミングの正式種目化を目指している。この新たな試みは、パラクライミング競技をさらに広めるきっかけとなるだろう。
日本パラクライミング協会は、大会に向けて選手の支援や育成に努め、協会スポンサーも募集している。メディアの取材依頼も受け付けており、今後の動きが楽しみである。
選手たちが自らの限界に挑む姿勢は、パラクライミングの未来を切り開くと同時に、多くの人々に勇気と感動を与えることになるだろう。大会を通じて、障害者スポーツへの理解が深まることを期待したい。
このピッチから日本のパラクライマーに目が離せない。
会社情報
- 会社名
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一般社団法人日本パラクライミング協会
- 住所
- 東京都武蔵野市吉祥寺東町4丁目11番6号
- 電話番号
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